浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0615A01: | て。上人の眞影をはりたてまつられける。船のうち |
J16_0615A02: | のはり御影とて。當時二尊院の塔にましますこれな |
J16_0615A03: | り。生年七十八。建長五年五月の比より。所勞の事 |
J16_0615A04: | おはしけるか。同七月廿七日。念佛數百遍。ねふる |
J16_0615A05: | がごとくして終給にけり。 |
J16_0615A06: | ●雲林院ハ愛宕郡紫野大德寺ノ東南ニアリ此地モト嵯峨淳和兩帝ノ行宮無品親王常康延喜皇子寺トナシテ元慶寺ノ僧正遍昭ニ附屬シテ天台宗ノ學所トス●建長五年ハ後深草院即位七年癸丑歳也 |
J16_0615A07: | 畫圖 |
J16_0615A08: | ●上人草庵ヲムスヒテカヨヒ給シ地トハ第五卷云 |
J16_0615A09: | 源平ノ亂ヨリサキ嵯峨ニ住シタリシコロト云云● |
J16_0615A10: | ソノ跡カウハシクテ居ヲココニシメトハ古今著聞 |
J16_0615A11: | ニ湛空上人嵯峨二尊院ニテ涅槃會ヲ行ハレケル時 |
J16_0615A12: | 人人五十二首ノ供物ヲソナヘケルニ花ヲウヘタテ |
J16_0615A13: | テ歌ヲ讀テ付ケルニ西音法師二月ノ半ノ空ノ夜半 |
J16_0615A14: | ノ月入ニシアトノヤミゾカナシキ返シ二首ノ中ニ |
J16_0615B15: | 湛空上人會ヲテラス光ノモトヲ尋ヌレバ勢至菩薩 |
J16_0615B16: | ノイタダキノカメ按スルニ是二尊院ハ其本ヲ尋ヌ |
J16_0615B17: | レバ上人ノ舊住ト云事ヲ詠シ給ニヤ●楞嚴雲林ハ |
J16_0615B18: | 寺院ノ中ニ注セリ二十五三昧トハ或住山者云此 |
J16_0615B19: | 三昧者本出涅槃經聖行品玄義第四止觀第二述釋 |
J16_0615B20: | 本朝永祚年中妙空上人依惠心僧都勸弉始修焉 |
J16_0615B21: | 時造丈六彌陀安華臺院此ノ堂在橫川兜率谷ニ曾チ亡タリ今ノ鷄足院其舊地ナリ也其 |
J16_0615B22: | 後惠心修于此堂又移修于大原良祐阿闍黎預 |
J16_0615B23: | 此會之衆稱三昧阿闍梨者即斯謂也其軌則今時 |
J16_0615B24: | 不傳講式一卷流于世也●配所マテトモナハレシ |
J16_0615B25: | 人人一書ニ十二人ヲ載タリ●光明寺縁起云一宇ノ |
J16_0615B26: | 御影堂ヲ建立シテ彼船中ノ摸像ヲ安置シ奉ル此像 |
J16_0615B27: | ト申スハ上人御母堂秦氏ノ在世折折御消息ノ參リ |
J16_0615B28: | シヲ收ヲカセ給シカ船中ノ御徒然ニ取出シ給ヒ正 |
J16_0615B29: | 信房湛空天然工巧明ヲ得タル人ナレバ彼人ヲ扶助 |
J16_0615B30: | トシテ上人手自張セ給フ眞影ナリ注シテ今ノ傳文ヲ引テ光明寺ノ御影 |
J16_0615B31: | トハ別歟トイヘリト云云具ニハ寺院ノ中ニ注セリ |