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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0603A01: 人注ニ郊野外也ト云易小畜ニ自我西郊●古シ
J16_0603A02: ヘノ入道トイヘルハミナ妻子ヲステ肉食ヲタチ圓
J16_0603A03: 戒ナトウケテ法衣ヲ着シタル實ノ出家ナルヲイヘ
J16_0603A04: リ今ノ在家禪門ノ肉食妻帶ナルヲ入道ト稱スルニ
J16_0603A05: ハ異ナレリ大低津戸三郞ナトカ事跡ノ中ニモ見エ
J16_0603A06: ワタレリ續千載集ニ蓮生法師出家シテ後年來アヒ
J16_0603A07: カタラヒテ侍ケル女ヲ親ノモトヘ送リツカハセシ
J16_0603A08: 時信生法師歌ヨミツカハスナト云事第廿六卷ニ注
J16_0603A09: シヌ續後撰集ニ出家セントテ出立ケル曉ヨミ侍ケ
J16_0603A10: ル信生法師マヨヒコシ心ノヤミモ晴ヌヘシ浮世ハ
J16_0603A11: ナルル橫雲ノ空新拾遺集ニ世ヲ捨テ後猶ノカレヌ
J16_0603A12: 事ノミ侍ケレハ信生法師ササカニノイトヒシカヒ
J16_0603A13: モナキ世カナカクテモナトカクルシカルラン●涅
J16_0603A14: 槃經廿六云若國王大臣長者優婆塞等爲護法故雖
J16_0603A15: 持刀杖我説是等名曰持戒雖持刀杖不應
J16_0603A16: 斷命云云是皆護法ノ爲ニスルヲ説給ヘリ●御トモ
J16_0603A17: ニ參スル人一千餘人十六門記ニ二千餘人九卷傳ニ
J16_0603B18: 如今一書ニ東大隅入道親子五人内藤五郞父子十
J16_0603B19: 五騎時氏ノ使者ナリ宇都宮入道甲冑ヲ着シ兵具ヲ
J16_0603B20: 帶シ二百餘騎都ニ居テ宿直仕ル千葉介入道法阿澁
J16_0603B21: 屋七郞等ナリトイヘリ按入道法阿ハ千葉六郞東大
J16_0603B22: 夫胤賴是也子息東平太重胤ハ實朝公ノ近臣ナリキ
J16_0603B23: 大隅入道トハイマタ何人ト云事ヲ詳ニセス
J16_0603B24: 嵯峨にわたしをきたてまつりて。在所を隱密すべき
J16_0603B25: よし。をのをの佛前にちかひて退散しにけり。ここ
J16_0603B26: に山徒本意をとげさる事をいきどほりて。なを遺骨
J16_0603B27: のゆくゑをたつぬるよしきこえしかば。同廿八日の
J16_0603B28: 夜しのびて廣隆寺の來迎房圓空がもとに。うつしを
J16_0603B29: きたてまつりて。その歳もくれにけり。
J16_0603B30: ●來迎房ハ今廣隆寺ノ西南ニ西光寺ト云小地アリ是此房ノ遺跡也●圓空ハ未考或宗派ニ立信上人號極樂房圓空是善惠上人之上足也ト又大系圖ニ法住寺太政大臣爲光公八代之後長門守伊信之孫山城守親通之六男圓空アリ
J16_0603B31: 畫圖

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