浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0602A01: | 類ナルヘシ●新賓ハ始テ淨土ニ生レタル來客ナリそ |
J16_0602A02: | の夜法蓮房覺阿彌陀佛等妙香院の僧正良快月輪殿御息の禪室 |
J16_0602A03: | に參じて。この事しばらくしづまれりといふとも。 |
J16_0602A04: | 山門のいきとほりなほむなしからじ。はやく改葬す |
J16_0602A05: | べきよしを申入るるに。この義もともよろしかるへ |
J16_0602A06: | しと仰られけれは。やがてこよひ。人しづまりての |
J16_0602A07: | ち。ひそかに御棺の石の櫃の蓋をひらくに。面像いけ |
J16_0602A08: | るがごとくして。異香芬馥せり。貴しなどもいへは |
J16_0602A09: | さらなり。をのをの隨喜の涙をぞながしける。 |
J16_0602A10: | ●覺阿ハ上人滅後西身上人ト倶ニ經奏聞公家捧解狀武衛壽福寺葉上房之所加ノ邪見ノ謬難ヲ避テ弘通念佛行於鎌倉又隆寬ノ弟子ニ覺阿アリ今所指者未知何是也●改葬上人入滅建曆二年ヨリ嘉祿三年改元安貞ニ至ルマテ十六年ヲ經タリ |
J16_0602A11: | 畫圖 |
J16_0602A12: | ●改葬ハ所ヲ改テハウムリ替ルナリ●石ノ櫃第三 |
J16_0602A13: | 十八卷ニ注シヌ●面像イケルカコトクトハ一書ニ |
J16_0602A14: | 云此時ノ色形ヲ眞影ニ造立シテ毎月廿五日敬禮ス |
J16_0602B15: | 信州善光寺ノ報恩院ノ御影是也●何平叔カ景福殿 |
J16_0602B16: | 賦ニ馥馥芬芬●イヘハサラナリトハ今更云モ事ア |
J16_0602B17: | タラシトナリ薄雲ニツラツキマミノカホレルホト |
J16_0602B18: | イヘハサラナリ |
J16_0602B19: | 西郊にわたしたてまつる。路次の障難ををそれて。宇 |
J16_0602B20: | 津宮の彌三郞入道蓮生、鹽屋の入道信生。千葉六郞大 |
J16_0602B21: | 夫入道法阿。澁谷の七郞入道道遍。頓宮の兵衛入道西 |
J16_0602B22: | 佛等。出家の身なりといへども。法衣のうへに兵杖を |
J16_0602B23: | 帶して。御ともに參じければ。家子郞等などあひし |
J16_0602B24: | たがひける程に。軍兵濟濟として前後にかこめり。 |
J16_0602B25: | 遺弟以下御ともに參ずる人一千餘人。をのをの涙を |
J16_0602B26: | ながしかなしみをぞふくみける。 |
J16_0602B27: | ●鹽屋入道信生ハ宇都宮朝綱カ孫四郞兵衛尉朝業鹽屋祖カ息周防守從五位下朝親ナルヘシ此入道歌人ニテ新勅撰以下ノ諸集ニ往往ニ見ユ●千葉六郞入道法阿ハ千葉介常胤カ六男ナリ |
J16_0602B28: | 畫圖 |
J16_0602B29: | 西郊ハ都ノカマヘノ外ヲ郊ト云ナリ孟子ニ郊外禦 |