浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0586A01: | ト云 |
J16_0586A02: | 初發心の因縁をかたり申されけるは。最勝講の聽衆 |
J16_0586A03: | に參たりしとき。緇素貴賤。けふをはれとのみ思あへ |
J16_0586A04: | り夢幻泡影片時のさかへを。わすれざるものひとり |
J16_0586A05: | もあらす。俗家には。大將の庭上のことから大理の門 |
J16_0586A06: | 外のふるまひ。僧中には證義者は上童を具して別座 |
J16_0586A07: | をまうけ。攝錄の息は隨身をしたがへて直廬に參せ |
J16_0586A08: | らるかれこれの榮耀を見て見聞のともから。はしり |
J16_0586A09: | まはれるありさま。つくつくとおもへは。無常たち |
J16_0586A10: | まちにいたりなは。餘筭いつまてとか期すへき。世 |
J16_0586A11: | 上の忩忙を見るにつきては。胸の中の觀念すみまさ |
J16_0586A12: | るままに隱道のおもひ。この時治定せりとそ申され |
J16_0586A13: | ける。 |
J16_0586A14: | ●最勝講ノ事第十四卷ニ見ユ●聽衆トハ此等ノ法 |
J16_0586A15: | 會ニ參リテ論談聽聞ノ列ニ預ルナリ類聚國史百七 |
J16_0586A16: | 十七云淸和天皇貞觀三年四月十三日ノ勅也七大寺僧毎年一人請用維摩 |
J16_0586A17: | 〓勝兩會聽衆一人預竪義但年分度者居山七 |
J16_0586B18: | 年預竪義十三年預聽衆三代實錄同之釋家官班記云 |
J16_0586B19: | 本寺本山之學業經歷之後以師範之吹擧望申御願 |
J16_0586B20: | 之聽衆也御願者最勝講法勝寺御八講之時稱聽 |
J16_0586B21: | 衆仙洞最勝講之時號論匠通滿之輩先參法勝寺 |
J16_0586B22: | 御講或仙洞論匠等以彼勞效參最勝講花之族 |
J16_0586B23: | 並依時預抽賞之輩直被召加最勝講聽衆以 |
J16_0586B24: | 之號直參尤爲規模也●金剛經云一切有爲法如 |
J16_0586B25: | 夢幻泡影如露亦如電千載集ニ維摩十喩ノ中ニ此身 |
J16_0586B26: | ハ水ノ泡ノコトシトイヘル心ヲヨメル前大納言公 |
J16_0586B27: | 任爰ニキエカシコニ結フ水ノ泡ノウキヨニメクル |
J16_0586B28: | ミニコソ有ケレ●コトカラハ第廿二ニ注シヌ江次 |
J16_0586B29: | 第ニ五月最勝講近衛次將就講師高座東邊仰御 |
J16_0586B30: | 願趣退去又云時尅公卿等參入候殿上次上卿依 |
J16_0586B31: | 仰召殿上辨令打鐘次出居次將等參上次公卿 |
J16_0586B32: | 參上着座ト●大理ハ撿非違使ノ唐名ナリ江次第 |
J16_0586B33: | 三ニ御齋會左右撿非違使着庭中座糺察非違ト |
J16_0586B34: | ●證義者ハ第十四卷ニ見エタリ上童ハ貴種コレヲ |