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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0572A01: 中略此記盛ニ彼集ヲ破セリ其戒德ヲ云ニ至テハ
J16_0572A02: 讚スル事カクノ如シ珠ヲミガキ明ヲナラフ良ニ信
J16_0572A03: ズベシ●逝川ハユク川トヨミテ人ノ死シテ再ヒカ
J16_0572A04: ヘル事ナキヲ云ナリ論語ノ子罕ニ子在川上曰逝
J16_0572A05: 者其如斯夫不舍晝夜謝宣遠ガ別作ニ逝川豈
J16_0572A06: 往復ト古今集ニ閑院サキダダヌクヒノ八千タヒ悲
J16_0572A07: キハナガルル水ノカヘリコヌナリ●四七日兩三度
J16_0572A08: ハ是且數字ヲ取テ句ヲ對スルノ假令ナルベシ●酷
J16_0572A09: 烈ハ香氣ノハナハダシキナリ張平子ガ玄思賦ニ
J16_0572A10: 美襞積以酷烈兮又事ノハゲシキヲ云モ文選
J16_0572A11: ナドニ往往ナリ●揭焉ハ説文ニ揭高擧也指出シテ
J16_0572A12: 分明ナルヲ云西京賦ナドニ此字往往ナリ日本紀ニ
J16_0572A13: イチシルシト訓リ●伏膺ハ中庸ニ拳拳服膺トフ
J16_0572A14: シ敬テ疎略ニセヌヲ云ナリ
J16_0572A15: 五七日 導師權律師隆寬
J16_0572A16: 檀那勢觀房源智かの諷誦の文云
J16_0572A17: 彩雲軒をおほふ。ちかく見とをくみて來集す異香室
J16_0572B18: にみつ我きき人ききて嗟嘆す。
J16_0572B19: 畫圖
J16_0572B20: ●彩雲ハイロドレル雲ナリ●嗟嘆ハ卜子夏ガ毛詩
J16_0572B21: 序ニ言之不足故差歎之詩經注ニ嗟是心中喑啞
J16_0572B22: 傷歎之聲釋名ニ嗟佐也言之不足以盡意故發此
J16_0572B23: 聲以自佐也ト思程ニハ云得ヌママニアアト嗟嘆
J16_0572B24: スルナリ
J16_0572B25: 六七日 導師法印聖覺
J16_0572B26: 檀那慈鎭和尚かの諷誦の文云
J16_0572B27: 佛子。上人存日のあひだ。しばしば法文を談じ。常
J16_0572B28: に唱導にもちふ。結縁のおもひあさからず。濟度の
J16_0572B29: 願ふかきがことし。これによりて今六七の忌辰にあ
J16_0572B30: たりて。いささか三敬の諷誦を修す。法衣をささげ
J16_0572B31: て往生の家にをくる解脱の衣これなり法食をまうけ
J16_0572B32: て化城の門にほどこす。禪悅の食これなり。然則聖
J16_0572B33: 靈はかの平生の願にこたへて。かならす上品の蓮臺
J16_0572B34: に生じ。佛子はこの眞實の思によりて。はやく最初

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