浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0567A01: | るに。まことをいたしあゆみをはこぶもの忌月をむ |
J16_0567A02: | かへて貴賤いちをなし。亡日をまちて上下そてをつ |
J16_0567A03: | らねけり。當時知恩院といへるこれなり。 |
J16_0567A04: | ●別當入道惟方卿ハ民部卿顯賴ノ二男母ハ中納言俊忠ノ女也保元四年正月二日從三位行幸院別當十月中日使別當トナル永曆元年三月十二日出家法名寂信栗田口別當入道ト號ス●八幡ハ山城國綴喜郡也或久世郡科手郷ニ屬ス神社ノ所在舊男山石淸水ト名ツク●知恩院ハ愛宕郡白川ノ東大谷ニアリ後呼テ大谷寺ト稱ス上古慈惠大僧正草創ノ地ニテ南禪院ト號セラレシトソ中古妙香院ト名ツク慈鎭和尚大師ニ附シ給フ上人滅後十六年ヲ經テ嘉祿三年山徒廟堂並僧房悉破却文曆年中ニ勢觀房大谷舊院ヲ再興シテ師恩ヲ報セント奏聞ス主上叡感ニマシマシテ摠門ニ華頂山佛殿ニ大谷寺廟堂ニ知恩院ト勅額ヲ賜リヌ |
J16_0567A05: | 畫圖 |
J16_0567A06: | ●御正體ハ舊史推古天皇二十年紀曰夏五月三輪 |
J16_0567A07: | 神託於巫告學哿曰吾今敎大事吾元神 |
J16_0567A08: | 形者十有一聖面比於聖頭上以這尊像鏡面鑄 |
J16_0567A09: | 爲懸於祠中心國中惡神多來拒神明祠見此 |
J16_0567B10: | 像恐退諸人見此像消禍而得福神有二類常 |
J16_0567B11: | 世大聖化成大神天極大魔化成荒神其荒 |
J16_0567B12: | 神等皆嫌鏡像這大神等皆有元像宜鑄鏡像 |
J16_0567B13: | 時至告之學哿信伏而奏於朝朝廷遣使於國邦 |
J16_0567B14: | 於大社國社縣社奏神樂請神託隨神言鑄像 |
J16_0567B15: | 鏡先是於代代年年毎國縣數有神軍發毎度 |
J16_0567B16: | 暴雨暴風損五穀傷庶民此後無神軍仍 |
J16_0567B17: | 無損田憂注曰社懸正體鏡其法元也 |
J16_0567B18: | ●イヨタチハ竪ノ字ナリイハ詞ノ助ニテ只ヨタツ |
J16_0567B19: | ノ意ナルヘシ |
J16_0567B20: | 四條堀河に。材木を賣買して世をわたるものありけ |
J16_0567B21: | り。その名を堀河の太郞入道といふ。ふかく上人に |
J16_0567B22: | 歸し。念佛を信じて。上人往生のときは。廟堂の柱 |
J16_0567B23: | をぞたてまつりける。しかるに上人の中陰に。ある |
J16_0567B24: | 日の午尅ばかりに。老翁の一人上人の墳墓にたづね |
J16_0567B25: | きたりていはく。我はこれ西山の樵夫なり。すぎぬ |
J16_0567B26: | る寅時の夢に。一人の僧來てつげての給はく。法然 |