浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0554A01: | リ我歸ルベキ時ヤキヌラン |
J16_0554A02: | 彼宣下狀云今知恩院ニ本紙アリ |
J16_0554A03: | 有所思食被恩免訖於專修之行者永不可 |
J16_0554A04: | 令更然者院宣如此仍執達如件 |
J16_0554A05: | 十一月十七日 權中納言 |
J16_0554A06: | 法然御房 |
J16_0554A07: | 拾遺語燈錄上臨終日記云建久元年十一月十七日 |
J16_0554A08: | 勅許歸洛即賜宣旨中納言光親傳鈎命來九卷 |
J16_0554A09: | 傳ニハ藤中納言光雅卿ノ奉ニテ院宣ヲ下サレケル |
J16_0554A10: | トアリ或傳書寫ノ古本土佐家ノ繪アリ闕本無題ニ建曆元年辛酉十一月十七 |
J16_0554A11: | 日入洛 宣旨云左大辨下土佐國早可召歸流人藤 |
J16_0554A12: | 井元彥男右件元彥去承元元年二月日配流土佐 |
J16_0554A13: | 國而今依有所念行被召歸者某奉勅宣國 |
J16_0554A14: | 宜承知依 宣行之建曆元年八月日左大史小槻 |
J16_0554A15: | 宿禰國實弁云云院宣ハ權中納言藤原光親卿或ハ岡崎中納言範光 |
J16_0554A16: | 卿ト云書下サレケリ按スルニ是ハ承元元年勝尾寺ヘ |
J16_0554A17: | 御移ノ時ノ事ナルニヤ其宣旨上ニ見ユ |
J16_0554B18: | ●索陰曰燕丹求歸秦王曰烏頭白馬生角乃許耳丹乃仰天歎烏頭即白馬亦生角 |
J16_0554B19: | 則同廿日。上人歸洛し給ければ。一山德をしたひ。 |
J16_0554B20: | 滿寺なごりをおしみて。萬仭の霞よりいでで。九重 |
J16_0554B21: | の雲にぞをくりたてまつりける。その後いくばくの |
J16_0554B22: | 歳月をへす。わづかに十箇年の間に。承久の逆亂お |
J16_0554B23: | こりて。天下のみだれにをよびし。倡妓が託宣いま |
J16_0554B24: | 思あはせられ侍り。又上人左遷の時。門弟等歎かな |
J16_0554B25: | しみければ。源空か興する淨土の法門は。濁世末代 |
J16_0554B26: | の出要なり。釋尊に特留此經のちかひふかく。諸佛 |
J16_0554B27: | に攝取護念の力。おほきにましませば。この法の弘 |
J16_0554B28: | 通は。人はとどめんとすとも。法さらにとどまるべ |
J16_0554B29: | からず。但いたむところは。念佛守護の神祇冥道。 |
J16_0554B30: | さためて無道の障難をとがめ給はんか。のちにかな |
J16_0554B31: | らずおもひあはすへしとの給ける事。かの託宣にた |
J16_0554B32: | がはず。まことに不思議にぞ覺侍る。 |
J16_0554B33: | 畫圖 |