ウィンドウを閉じる

J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0551A01: ルルヲ云上ニ公家ノ喚請ト云ニ同シ●鼻カムハ和
J16_0551A02: 名ニ文字集略云挮以手去鼻洟也ト言心ハ鼻
J16_0551A03: ヲカミナクヲ云ナリ源氏ニ君モタビタビハナ打カ
J16_0551A04: ミテ葵卷メトドメテハナススリアヘリ賢木曹子建カ七
J16_0551A05: 啓ニ撫促柱則酸鼻揮危絃則流涕トナク時ハ鼻
J16_0551A06: ノスクナル故ニカムト云ナリ萬葉集ニ唒鼻乎曾
J16_0551A07: 啑鶴劒刀身副妹之思來下ムセブハ咽ノ字ナリ陸
J16_0551A08: 士衡ガ弔文ニ氣衝襟以嗚咽涕垂睫而汎瀾注
J16_0551A09: ニ嗚咽謂悲多不得言也●舌ヲマクトハ言フ
J16_0551A10: コト得ザル體ナリ漢書揚雄傳ニ禮官博士卷其舌
J16_0551A11: 而不談
J16_0551A12: 勝尾寺の隱居もすでに四箇年になりぬ。花洛の往還
J16_0551A13: なをゆるされざりしに。建曆元年夏のころ。上皇八
J16_0551A14: 幡宮に御幸ありしとき。一人の倡妓櫕云。星灾に親
J16_0551A15: 疎なし。ただ善人にくみす。王者の德失によりて國
J16_0551A16: 土の治亂あり。われ南海の邊邑に。訪べき事ありて
J16_0551A17: 日日往反す。苦哉苦哉。近代君くらく臣まがりて。
J16_0551B18: 政にごり人うれふ。王城の鎭守。百王の宗廟。連連
J16_0551B19: に評定の事あり。天下逆亂し率土荒廢せん。定て後
J16_0551B20: 悔あらんかと。
J16_0551B21: ●百練抄云建曆元年三月二十一日上皇自水無瀨
J16_0551B22: 殿御幸石淸水二十二日二十三日同有此事
J16_0551B23: 當今ニハ行幸院ニハ御幸ト云●五車韻瑞云優女樂
J16_0551B24: 也或作倡妓廣韻女樂也按ズルニ是日本ノ遊女ノ
J16_0551B25: 類ニシテ大唐ニハ軍陣ノ時ナド勞ヲ慰スルノ戯ニ
J16_0551B26: 多クモテアソベリ日本ノ神樂巫女ノナスワザナレ
J16_0551B27: バ彼ニ類同スルニヤ韻會ニ巫説文巫祝以舞降神
J16_0551B28: 也古者巫咸初作巫國語在男曰覡在女曰巫
J16_0551B29: 略書欑ハ見聞ニ攅ニ作テ注シテ曰子幹切解也クチハ
J16_0551B30: シルナリト今昔物語ニ往往此字ヲクチハシルト
J16_0551B31: 訓メリ按スルニ攅ハ欑ノ俗字櫕ハ欑ノ俗字ナリ欑
J16_0551B32: ハ徂官切音櫕六書正僞ニ別ニ欑ニ作ル從手非也
J16_0551B33: 左傳昭公元年注ニ禜祭曰禜欑周禮ニ禜祭爲營
J16_0551B34: 攢用幣以祈福祥●星灾ハ天ノ災ナリ彗星客

ウィンドウを閉じる