浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0550A01: | 亡人亡財物從他求乞也非人ハ耶叉等ノ鬼神 |
J16_0550A02: | 人ニ似テ人ニアラザルヲ常ハ云ナリ是又餓鬼ノ一 |
J16_0550A03: | 類ナレバ財食ニ乏キ人ヲ彼ニ類シテ云ニヤ大經上 |
J16_0550A04: | ニ底極厮下視同人類人理殆盡ト云ニ依バ人 |
J16_0550A05: | ニシテ人ニアラサルカ如シト云心ナルベシ按ズル |
J16_0550A06: | ニ乞食ハ沙門ノ通行ニシテ今ノ非人ト云者ノ如シ |
J16_0550A07: | 今ノ非人ハ貧窮ノ者ノ別名ニシテ昔ノ乞士沙門ヲ云ノ |
J16_0550A08: | 如シサレハ乞食非人ハ其相相似タレバ互ニ通用シ |
J16_0550A09: | テ名ヅケタリ明慧上人ハ自非人ト稱セラレケレバ |
J16_0550A10: | 摧邪輪莊嚴記此頃遁世ノ人ヲ呼ノ名ト見エタリ●モテナ |
J16_0550A11: | スハ次上卷ニ見ユ拾玉集ニ兼宗シヅノオカ片岡シ |
J16_0550A12: | メテスム宿ヲモテナス物ハ夕顏ノハナ |
J16_0550A13: | 故に八功德水の波のうへには。念佛のはちす池にみ |
J16_0550A14: | ち三尊來迎の掌のうちには。紫臺をさしをくにひま |
J16_0550A15: | なし。しかれは我等が念佛せざるは。かの池の荒廢 |
J16_0550A16: | なり。我等が欣求せざるは。その國の衰弊なり。國 |
J16_0550A17: | のにきはひ佛のたのしみ。念佛をもてもととし。人 |
J16_0550B18: | のねがひわがのそみ。念佛をもてさきとす。仍當座 |
J16_0550B19: | の愚昧。公請につかへてかへる夜は。念佛をとなへ |
J16_0550B20: | て枕とし。私宅をいででわしる日は。極樂を念して |
J16_0550B21: | 車をはす。これ上人の敎誡なり。過去の宿善にあら |
J16_0550B22: | ずやとて。鼻をかみ聲をむせび。舌をまきてとどこ |
J16_0550B23: | ほるあひだ。法主なみだをながし。聽衆そてをしほ |
J16_0550B24: | らすといふことなし。 |
J16_0550B25: | 畫圖 |
J16_0550B26: | ●八功德水ノ波ノウヘ等トハ五會讚ニ此界一人 |
J16_0550B27: | 念佛名西方便有一蓮生ト云心ナリ三尊來迎ノ |
J16_0550B28: | 掌ノウチ等トハ同讚ノ次ノ句ニ但此一生常不退 |
J16_0550B29: | 此華還到此間迎●ニギハヒハ賑ノ字説文ニ富也新 |
J16_0550B30: | 古今ニミツキモノユルサレテ國トメルヲ御覽ジテ |
J16_0550B31: | 仁德天皇高キ屋ニノボリテミレハ煙タツ民ノカマ |
J16_0550B32: | ドハニキハヒニケリ●念佛ヲモトトシサキトスト |
J16_0550B33: | ハ要集云念佛爲先又爲本●仍ハ自分ヲ云テ下意 |
J16_0550B34: | ハ諸人ノウハサナリ●公請ハ法師ヲ朝廷ヨリメサ |