浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0538A01: | ナリ●如在ハ論語ヨリ出テ本ハ事ヲ愼テ大切ニス |
J16_0538A02: | ルヲイヘリ今ノ俗イルカセナルヲ云來レリ是アル |
J16_0538A03: | カナキカノ樣ニスルト云意ニテカクハ云壒囊トソ或 |
J16_0538A04: | 云神ハ聲色ノ見聞スベキ無シコレヲ祭ルニ如在 |
J16_0538A05: | 人ハ實ニ見在ス如ノ字ヲ付ヘカラズ今見在スルヲ |
J16_0538A06: | 如在ニスルハ疎略ナルナリ●御トシ五十八系圖 |
J16_0538A07: | ニ五十九東鑑同之公卿補任亦同文治二年三月攝政氏長 |
J16_0538A08: | 者時ニ年三十八系圖トアルニ依ハ五十九ナルベシ傳 |
J16_0538A09: | 文筆ノ誤ナルニヤ九卷傳又五十八トアリ |
J16_0538A10: | 上人左遷ののち。いく程なくてこの御事きこえけ |
J16_0538A11: | り。御あはれをしはかるべし。後京極殿はさきだだ |
J16_0538A12: | せ給ぬ。其御子東山の禪閤。家督にて御あとをうけ |
J16_0538A13: | つがせ給き。月輪殿御歸依の餘慶をうけ。おなしく |
J16_0538A14: | 上人の勸化を御信仰ありけり。ことに六方恒沙の諸 |
J16_0538A15: | 佛の證誠をたうとみて。阿彌陀經十萬卷。摺寫の大 |
J16_0538A16: | 願をおこし。かた木を異朝にひらかせられて摺寫の |
J16_0538A17: | 弘通をひろくせらる。かの經おほく吾朝に流布せ |
J16_0538B18: | り。發願の志趣經の奧にのせらるかの狀云。十萬の寫 |
J16_0538B19: | 功によりて。萬德の尊容を禮し。彌陀の説法をきき |
J16_0538B20: | て。普賢の願海にいり。隨類の形を化現して。舊土 |
J16_0538B21: | の徒を慈愍し。あまねく長夜のねふりををどろかし |
J16_0538B22: | て。ひとしく覺悟の曉にいたらしめん。衆生無始の |
J16_0538B23: | 身。宴坐ただ眼にあり。塵點劫數の業。こころをし |
J16_0538B24: | づむるに念をいです。哀哉この筆舌。はじめてこの |
J16_0538B25: | 言語をかたらん事。ねがはくは紫金の毫光。白骨の |
J16_0538B26: | 微功をてらし給へとなり。于時文曆第二歳乙未仲春 |
J16_0538B27: | 第二日。從一位藤原朝臣道家敬白。云云發願のむね自他 |
J16_0538B28: | をかね。異朝にをよぼして。その願をはたされける御 |
J16_0538B29: | こころざし。まことにたうとくも侍かな。 |
J16_0538B30: | ●東山禪閤ハ道家公ナリ嘉禎四年四月廿五日法性寺ニテ出家ス法名行祐號光明峯寺殿●承久三年四月廿日攝政同廿六日氏長者及牛車ヲユル安貞二年十二月四日關白寬喜三年七月五日關白ヲ辭シテ男左大臣ニ讓ル同從一位ニ叙ス文曆二年三月十八日重攝政氏長者隨身兵仗ヲ賜ハル事元ノ如シ |
J16_0538B31: | 畫圖 |