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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0524A01: シト訓テ只糧食ノ事ナリ職員令ニ主馬署首一人掌
J16_0524A02: 供進乘馬鞍具之屬ト獄令云凡流移人在路
J16_0524A03: 皆遞給程粮毎請粮停留不得過二日其
J16_0524A04: 傳馬給不臨時處分義解云謂流移之人所經由
J16_0524A05: 處毎國給粮令過當界也水驛條云凡水驛不
J16_0524A06: 配馬處量閑繁驛別置船四隻下二隻釋ニ云ク一枚ヲ曰隻ト也
J16_0524A07: 隨船配下驛長准陸路置集解云謂船有大小故
J16_0524A08: 隨船配人令應堪行若應水陸兼送者亦船馬
J16_0524A09: 並置之置驛馬條云凡諸道置驛馬大路廿疋中路
J16_0524A10: 十疋小路五疋又其傳馬毎郡各皆用官馬集解云謂
J16_0524A11: 國司向任及罪人令乘官馬者皆傳馬●追捕ハト
J16_0524A12: リコニシテ追タツルナリ
J16_0524A13: 門弟等なげきあへる中に。法蓮房申されけるは住蓮
J16_0524A14: 安樂はすでに罪科せられぬ。上人の流罪はただ一向
J16_0524A15: 專修興行の故と。云云しかるに老邁の御身。遼遠の海
J16_0524A16: 波におもむきましまさは。御命安全ならし。我等恩
J16_0524A17: 顏を拜し嚴旨をうけ給ことあるべからす。又師匠流
J16_0524B18: 刑の罪にふしたまはば。のこりとどまる門弟面目あ
J16_0524B19: らんやかつは勅命なり。一向專修の興行とどむべき
J16_0524B20: よしを奏したまひて。内内御化導有へくや侍らんと
J16_0524B21: 申されけるに。一座の門弟おほくこの義に同じけ
J16_0524B22: るに。
J16_0524B23: ●法蓮房申トハ一書ニ善惠房トアリ●邁ハ老也字彚
J16_0524B24: 廣雅ニ邁歸往也謂壯力已往也序分義ニ世尊年將老
J16_0524B25: 邁●遼ハ遠也ハルカトヨメリ王子淵カ頌ニ萬里
J16_0524B26: 一息何其遼哉●ウケ給コトハウケ給ハルコトト
J16_0524B27: ナリ●嚴ハ威嚴ウヅタカキ芳旨ナリ●罪ニフシ
J16_0524B28: ハ伏罪ノ字也●面目ハ第廿七ニ見ユ●内内御化導
J16_0524B29: トハ源氏ニウチウチトアルハ往往ミナ隱密ノ心
J16_0524B30: ナリ
J16_0524B31: 上人の給はく。流刑さらにうらみとすへからす。そ
J16_0524B32: のゆへは。齡すてに八旬にせまりぬ。たとひ師弟お
J16_0524B33: なしみやこに住すとも。娑婆の離別ちかきにあるへ
J16_0524B34: し。たとひ山海をへだつとも。淨土の再會なんぞう

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