浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0524A01: | シト訓テ只糧食ノ事ナリ職員令ニ主馬署首一人掌 |
J16_0524A02: | 供進乘馬鞍具之屬ト獄令云凡流移人在路 |
J16_0524A03: | 皆遞給程粮毎請粮停留不得過二日其 |
J16_0524A04: | 傳馬給不臨時處分義解云謂流移之人所經由 |
J16_0524A05: | 處毎國給粮令過當界也水驛條云凡水驛不 |
J16_0524A06: | 配馬處量閑繁驛別置船四隻下二隻釋ニ云ク一枚ヲ曰隻ト也 |
J16_0524A07: | 隨船配下驛長准陸路置集解云謂船有大小故 |
J16_0524A08: | 隨船配人令應堪行若應水陸兼送者亦船馬 |
J16_0524A09: | 並置之置驛馬條云凡諸道置驛馬大路廿疋中路 |
J16_0524A10: | 十疋小路五疋又其傳馬毎郡各皆用官馬集解云謂 |
J16_0524A11: | 國司向任及罪人令乘官馬者皆傳馬●追捕ハト |
J16_0524A12: | リコニシテ追タツルナリ |
J16_0524A13: | 門弟等なげきあへる中に。法蓮房申されけるは住蓮 |
J16_0524A14: | 安樂はすでに罪科せられぬ。上人の流罪はただ一向 |
J16_0524A15: | 專修興行の故と。云云しかるに老邁の御身。遼遠の海 |
J16_0524A16: | 波におもむきましまさは。御命安全ならし。我等恩 |
J16_0524A17: | 顏を拜し嚴旨をうけ給ことあるべからす。又師匠流 |
J16_0524B18: | 刑の罪にふしたまはば。のこりとどまる門弟面目あ |
J16_0524B19: | らんやかつは勅命なり。一向專修の興行とどむべき |
J16_0524B20: | よしを奏したまひて。内内御化導有へくや侍らんと |
J16_0524B21: | 申されけるに。一座の門弟おほくこの義に同じけ |
J16_0524B22: | るに。 |
J16_0524B23: | ●法蓮房申トハ一書ニ善惠房トアリ●邁ハ老也字彚 |
J16_0524B24: | 廣雅ニ邁歸往也謂壯力已往也序分義ニ世尊年將老 |
J16_0524B25: | 邁●遼ハ遠也ハルカトヨメリ王子淵カ頌ニ萬里 |
J16_0524B26: | 一息何其遼哉●ウケ給コトハウケ給ハルコトト |
J16_0524B27: | ナリ●嚴ハ威嚴ウヅタカキ芳旨ナリ●罪ニフシ |
J16_0524B28: | ハ伏罪ノ字也●面目ハ第廿七ニ見ユ●内内御化導 |
J16_0524B29: | トハ源氏ニウチウチトアルハ往往ミナ隱密ノ心 |
J16_0524B30: | ナリ |
J16_0524B31: | 上人の給はく。流刑さらにうらみとすへからす。そ |
J16_0524B32: | のゆへは。齡すてに八旬にせまりぬ。たとひ師弟お |
J16_0524B33: | なしみやこに住すとも。娑婆の離別ちかきにあるへ |
J16_0524B34: | し。たとひ山海をへだつとも。淨土の再會なんぞう |