浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0467A01: | 祖の影を供養し。又淨土の三部經を講ぜさせ奉りけ |
J16_0467A02: | るに。南都三論法相の碩學おほくあつまりける中 |
J16_0467A03: | に。大衆二百餘人をのをのはだに腹卷を着して。高 |
J16_0467A04: | 座のきはになみ居て。自宗の義を問かけて。䚹謬あ |
J16_0467A05: | らは。耻辱をあたへんと。支度したりけるか。上人 |
J16_0467A06: | まつ三論法相の深義をのへ。次に淨土一宗の秘賾を |
J16_0467A07: | こまやかに釋し給て。末代の凡夫出離の要法は。口 |
J16_0467A08: | 稱念佛にしくはなし。もし念佛をそしらんともから |
J16_0467A09: | は。無間地獄に墮て。八萬大劫苦を受へきよし。觀 |
J16_0467A10: | 佛經の説にまかせて説給ければ。二百餘人の大衆よ |
J16_0467A11: | りはしめて隨喜渴仰きはまりなし。東大寺の一和尚 |
J16_0467A12: | 觀明房の已講理眞。ことに涙にむせひて。八旬のよ |
J16_0467A13: | はひまてたもてる事は。偏に此事をきかんためなり |
J16_0467A14: | とそ悅申ける。さてそのつゐてに。天台圓頓の十戒 |
J16_0467A15: | を解説し給に。吾山は大乘戒。この寺は小乘戒との |
J16_0467A16: | べ給ければ。大衆存外の氣色どもなりけれども。當 |
J16_0467A17: | 寺の古老の中に。兼日に靈夢をしめすことありける |
J16_0467B18: | をさきだちて披露しけるによりて。斟酌しけるに |
J16_0467B19: | や。衆徒をのをの口を閇て。別事なかりけり。 |
J16_0467B20: | ●巳講理眞ハ種姓行業未考 |
J16_0467B21: | 畫圖 |
J16_0467B22: | ●イミシキハ美ノ字ナリ第十卷ニ注ス●觀經ノ曼 |
J16_0467B23: | 陀羅ハ善導所圖ノ變相三百堵新修傳ト云ノ轉寫ニシ |
J16_0467B24: | テ即是重源ノ將來トソ今洛東知恩院ノ重寳タリ● |
J16_0467B25: | 淨土五祖ノ影第六卷ニ見ユ●腹卷ハ一書云神功皇 |
J16_0467B26: | 后ヨリ初レリ是ハ背後ニテ合スル分具足ナリ肩ト |
J16_0467B27: | 腰トニ引合セノ緖アリト脇立ト云物彼時ニ始マリ |
J16_0467B28: | テ武内ノ臣造之トソ●䚹謬ノ字ハ禮記ノ大傳十五 |
J16_0467B29: | ニ䚹繆ニ作レリ注ニ舛戾也ト理ニソムキタルヲ云 |
J16_0467B30: | ナリ䚹音紕義同謬音繆差誤也字彚今作䚹謬義相差 |
J16_0467B31: | ハス●支度ハ用意ノ義ナリ第二卷ニ注シヌ●秘賾 |
J16_0467B32: | ハカクレテ知カタキ奧義ナリ賾ハヲキロトヨメ |
J16_0467B33: | リ易繫辭上云言天下之至賾而不可惡也又云探 |
J16_0467B34: | 賾索隱釣深致遠程子云賾深遠也●觀佛經第 |