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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0466A01: 小童相伴テ遊興ノ和歌左ニ備フ
J16_0466A02: 二見トハタレカイヒケン萬代ニ
J16_0466A03: メカレセマシキ浦ノケシキヲ 小童如意
J16_0466A04: 時鳥二見ノ松ニカタラヘハ
J16_0466A05: イトト心ノトマルウラカナ 龜 王
J16_0466A06: オモシロク見ユル二見ノ浦ハカナ
J16_0466A07: 岩戸ヲアケシ昔ナラネト 慶尊得業
J16_0466A08: 名ニ高キ二見ノ浦ヲ詠レハ
J16_0466A09: 心コトハモオヨハサリケリ 辨慶得業
J16_0466A10: 二見潟天ノ岩戸ヲ明クレニ
J16_0466A11: 詠テ世ヲハ過ソシヌヘキ 景惠法師
J16_0466A12: ナカムレハ心モ凉シ神風ヤ
J16_0466A13: 二見ノ浦ノ松ノ村立 聖玄法師
J16_0466A14: ●珍秘ハ珍敬秘藏ナリ●金銅ハ銅鐵ノ上ニ粉泥ヲ
J16_0466A15: ヌリテ金色ニシタルナリ第十六卷ニ注シヌ釋書ノ
J16_0466A16: 重源傳云十餘歳建久六年春三月落慶按スルニ治承
J16_0466A17: 五年事始盛衰記等シテ建久六年ニ至テ十年ニ滿タリ此
J16_0466B18: 後建永元年秋九月勅建仁寺榮西主幹事文永
J16_0466B19: 六年勅東福寺圓爾主釋書ト●爐ヲ飛出ル等ノ奇
J16_0466B20: 瑞始終一ニアラス續古事談帝王編年記等ニ委曲ナ
J16_0466B21: リ盛衰記ニ四種ノ瑞相ヲ擧ル中ニ此鏡ノ事其隨一
J16_0466B22: ナリ今文ト同シ●彼鏡永祿十年十月十日松永彈正
J16_0466B23: カ兵火ニカカリテ大殿一時ニ煙トナリケレバ鏡モ
J16_0466B24: マタ失セニケリ九卷傳ニ坤ノ柱ニトアリ
J16_0466B25: 壽永元曆のころ。源平の亂によりて。命を都鄙にう
J16_0466B26: しなふもの。其數をしらす。ここに俊乘房。無縁の
J16_0466B27: 慈悲をたれて。かの後世のくるしみを救はんため
J16_0466B28: に。興福寺東大寺より始て。道俗貴賤をすすめて。
J16_0466B29: 七日の大念佛を修しけるに。その比まては。人いま
J16_0466B30: だ念佛のいみじき事をしらずして。勸めにかなふも
J16_0466B31: のすくなかりけれは。俊乘房この事を歎て。人の信
J16_0466B32: を勸めんかために。建久二年の比。上人を請じたて
J16_0466B33: まつり。大佛殿のいまだ半作なりける軒の下にて。
J16_0466B34: 入唐の時渡し奉れる觀經の曼陀羅。ならびに淨土五

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