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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0452A01: かたし。謹言已上取詮
J16_0452A02: 畫圖
J16_0452A03: ●瓔珞經下云言語道斷心行處滅●ホトホトハ殆ノ
J16_0452A04: 字ナリ我身ニハジヌヲ無慚ト云他人ニハジヌヲ無
J16_0452A05: 愧ト云ナリ唯識等ニ見エタリ●懈怠ハ善ヲ退クヲ
J16_0452A06: 云惡ヲ勵ムモ又懈怠ナリ唯識不當ハ理ニ違逆スルヲ
J16_0452A07: 云大經云妄損忠良不當天心●師子ノ中ニワ
J16_0452A08: キタル蟲ノカヘテ師子ノ肉ヲハムカ如ク佛法ノ中
J16_0452A09: ニソタチテカヘテ佛法ヲ破滅スルトナリ梵網經等
J16_0452A10: ニ見エタリ古迹ニハ蓮華面經ヲ出サレタリ涅槃經
J16_0452A11: ニモ出タリ●天魔波旬人ノ精氣ヲスヒテ心ヲ狂亂
J16_0452A12: セシムト云コト大般若等ノ經智度論等ノ中ニ往往
J16_0452A13: ナリ●陸士衡カ文賦ニ挫萬物於筆端ト
J16_0452A14: 光明房の狀につきて。上人。一念義停止の起請文を
J16_0452A15: 定めらる。かの狀云。
J16_0452A16: ●此狀九卷傳及漢語燈錄ニ具也今文甚略セリ
J16_0452A17: 當世念佛門におもむく行人等の中に。多く無智誑惑
J16_0452B18: の輩あり。いまた一宗の廢立をしらす。一法の名目
J16_0452B19: にをよばす。心に道心なく。身に利養をもとむ。こ
J16_0452B20: れによりて。恣に妄語をかまへて諸人を迷亂す。偏
J16_0452B21: にこれを。渡世の計として。またく來生の罪をかへ
J16_0452B22: り見ず。かたましく一念の僞法をひろめて。無行の
J16_0452B23: とがを謝し。あまさへ無念の新義をたてて。なを一
J16_0452B24: 稱の小行をうしなふ。微善なりといへとも善根にを
J16_0452B25: いてあとをけづり。重罪なりといへとも罪障にをい
J16_0452B26: ていよいよ勢をます。刹那五欲の樂をうけんかため
J16_0452B27: に。永劫三途の業ををそれす。人を敎示していは
J16_0452B28: く。彌陀の願をたのむものは。五逆をははかること
J16_0452B29: なし。心にまかせてこれをつくれ。袈裟を着すへか
J16_0452B30: らす。よろしく直垂をきるへし。婬肉を斷すへから
J16_0452B31: す。恣に鹿鳥を食へし。云云弘法大師。異生羝羊心を
J16_0452B32: 釋して云。たた婬食をおもふこと。かの羝羊のこと
J16_0452B33: し。云云この輩たた弊欲にふけること。偏にかの類
J16_0452B34: 歟。十住心の中の三惡道の心なり。たれかこれをあ

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