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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0422A01: ロカ抄ニ尖ノ字スルドナル心トアリ又御幸ニタケ
J16_0422A02: タケテソロロカニナトアリ●ユユシカランハ目出
J16_0422A03: タク世ニ勝タル心ナリ第七卷ニ注シヌ
J16_0422A04: 蓮生行住座臥不背西方の文を。ふかく信じけるに
J16_0422A05: や。あからさまにも。西を背にせざりければ。京よ
J16_0422A06: り關東へ下ける時も。鞍をさかさまにをかせて。馬
J16_0422A07: にもさかさまに乘て。口をひかせけるとなん。され
J16_0422A08: は蓮生。
J16_0422A09: 淨土にもこうのものとやさたすらん
J16_0422A10: にしにむかひてうしろみせねは
J16_0422A11: とぞ詠じける。上人も。信心堅固なる念佛の行者の
J16_0422A12: ためしには。常に思ひ出給て。坂東の阿彌陀ほとけ
J16_0422A13: とぞ仰られける。
J16_0422A14: ●行住坐臥不背西方ノ文ハ禮讚及西方要決ニ見エ
J16_0422A15: タリ●入道又イツノ比ニカ高野ニ住ケル今ノ知識
J16_0422A16: 院其遺跡ナリ彼院ニテ或時詠シケル
J16_0422A17: 約束ノ念佛ハ申シテ候ヨ
J16_0422B18: ヤラフヤラジハ彌陀ノハカラヒ
J16_0422B19: イニシヘノ鎧ニマサル紙衣ハ
J16_0422B20: 風ノイル矢モトヲラザリケリ
J16_0422B21: しかれとも其性たけくして。なを犯人をは。或は馬
J16_0422B22: 船をかづけ。或はほだしをうち。或はしばり。或は
J16_0422B23: 筒をかけなどして。いましめをきけり。よに心えぬ
J16_0422B24: わざにてぞありける。
J16_0422B25: ●犯人ハ法度ニ背タル者ナリ●ホダシハ桎梏ノ
J16_0422B26: 字上足械下手械也●筒ヲカケトハ犬ナト繫グニ竹
J16_0422B27: ノ管ヲ貫ケル類ナルニヤ●日本ノ俗緬縛スルヲイ
J16_0422B28: マシムト云是繩カケテ人ノ心ヲ誡ムト云ノ心ナラ
J16_0422B29: ン易ノ繫辭ニ小徴而大誡ト
J16_0422B30: 下國の後不審なる事ともを。狀をもて尋申けれは。
J16_0422B31: 上人の御返事云。悅てうけたまはり候ぬ。實に其後
J16_0422B32: おぼつかなく候つるに。うれしく仰られて候。但念
J16_0422B33: 佛の文書てまいらせ候。念佛の行は。かの佛の本願
J16_0422B34: の行にて候。持戒誦經誦呪理觀等の行はかの佛の本

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