ウィンドウを閉じる

J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0413A01: 西房ニ仰ラルルナリ蓮佛ハ諏訪ノ兵衛尉盛重ト云
J16_0413A02: シ者ニテ北條家ノ執權東鑑入道殿幼稚ノ時ヨリ後見
J16_0413A03: シケル雜談集老臣ナリキ
J16_0413A04: ●時賴大悟ノ事釋書十七ニ具ニ載タリ
J16_0413A05: 抑かの禪門武將の賢哲。柳營の指南として。若冠の
J16_0413A06: そのかみより。最後のをはりまて。上人勸化の風を
J16_0413A07: うけ。西土往生の望をとげられけるに。蓮佛を極樂
J16_0413A08: に引導すへきよしまで。病中にちぎり給ひけん。あ
J16_0413A09: はれにかしこくぞ覺侍る。
J16_0413A10: 畫圖
J16_0413A11: ●柳營ハ是將軍ノ異稱ナリ百寮訓要抄ニ前漢周亞
J16_0413A12: 夫爲將軍陳細柳營所故將軍謂柳營●アハ
J16_0413A13: レニハアツハレニ又殊勝ニトナリ第四卷ニ注シヌ
J16_0413A14:
J16_0413A15:
J16_0413A16:
J16_0413A17: 卷二十六終
J16_0413B18: 圓光大師行狀畵圖翼贊卷二十七
J16_0413B19:
J16_0413B20: 事義
J16_0413B21:
J16_0413B22: 傳本第二十七
J16_0413B23: 武藏國の御家人。熊谷の次郞直實は。平家追討の
J16_0413B24: 時。所所の合戰に忠をいたし。名をあげしかは。武
J16_0413B25: 勇の道ならびなかりき。しかるに宿善のうちにもよ
J16_0413B26: ほしけるにや。幕下將軍をうらみ申事ありて。心を
J16_0413B27: おこし出家して。蓮生と申けるが。聖覺法印の房に
J16_0413B28: 尋行て。後生菩提の事を尋申けるに。左樣の事は法
J16_0413B29: 然上人に。尋申べしと申されければ。上人の御庵室
J16_0413B30: に參じにけり。罪の輕重をいはず。ただ念佛だにも
J16_0413B31: 申せば往生するなり。別の樣なしと。の給を聞て。
J16_0413B32: さめさめと泣けれは。けしからずと思給て物もの給
J16_0413B33: はす。しばらくありて何事に泣給ぞと仰られけれ
J16_0413B34: は。手足をもきり。命をもすててぞ。後生はたすか
J16_0413B35: らんずるとそ。うけ給はらんと存する所に。ただ念

ウィンドウを閉じる