浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0392A01: | 機ノ説法ニテコソアラメ本意ハ只念佛ヲハ一スヂ |
J16_0392A02: | ニ往生ノ爲ト心得テ餘ノ事ニハ外ノソレソレニ主 |
J16_0392A03: | トル方ヲシ給ヘトナリ此趣次下ノ太郞實秀ニ示 |
J16_0392A04: | サルル中ニ見エタリ●餘經ヲモヨミ書佛ヲモ造ラ |
J16_0392A05: | ン事此世ノ祈ニハ勿論ナルヘシ淨土ノ經法彌陀ノ |
J16_0392A06: | 形像ナトモ同事ナリ若極樂往生ノ爲ニハ念佛ニス |
J16_0392A07: | キタル事ハ有マシキナリサニハアレトカカル斷 |
J16_0392A08: | ヲモキカヌ先ニ何事モ仕置タルヲハ取リカヘシ極 |
J16_0392A09: | 樂ヘオシ向ルモ亦ヨシ今更縁ニ隨テ念佛ノ外ヲ爲 |
J16_0392A10: | ンヲモ亦迴向スヘシ是等ハ皆專修ノ障トハナルマ |
J16_0392A11: | シキナリ觀經大經ニ諸善往生其説分明ナリ |
J16_0392A12: | ●專往生淨土ノタメニ念佛ヲ行スレハオノツカラ祈ラサレトモ護念增上縁ノ益アリ然ニ念佛ヲ行シテ此功德ヲモテ壽命長遠富樂安穩子孫無病ヲ得ント求ルハ是所謂不迴向心ナリ |
J16_0392A13: | 一念佛を申候事は。やうやうの義候へとも。ただ六 |
J16_0392A14: | 字を唱る中に。一切の行はおさまり候なり。心に |
J16_0392A15: | は本願をたのみ。口には名號をとなへ。手には念 |
J16_0392B16: | 珠をとるばかりなり。常に心をかくるが。きはめ |
J16_0392B17: | たる决定往生の業にて候也念佛の行は。もとより |
J16_0392B18: | 行住座臥時處諸縁をきらはず。身口の不淨をきら |
J16_0392B19: | はぬ行にて。易行往生と申候なり。ただし心をき |
J16_0392B20: | よくして申を。第一の行と申候なり。人をも左樣 |
J16_0392B21: | に御すすめ候へし。ゆめゆめ此御心は。いよいよ |
J16_0392B22: | つよくならせ給候べし。 |
J16_0392B23: | ●ヤウヤウハ樣樣ナリ第十九卷ニ注シヌ一向專修 |
J16_0392B24: | ニツキテ三心四修ナト云事ノアルヲカクハ仰セケ |
J16_0392B25: | ルニヤ●行住坐臥等トハ散善義及要集下ノ本ナリ |
J16_0392B26: | ●身口ノ不淨ヲキラハヌ行トハ一乘骨目章ノ意 |
J16_0392B27: | ナリ |
J16_0392B28: | 一念佛の行を信ぜざらん人にあひて。御物語候はざ |
J16_0392B29: | れ。いかに况や宗論候べからず。強に異解異學の |
J16_0392B30: | 人を見て。これをあなづりそしる事候べからず。 |
J16_0392B31: | いよいよおもき罪人になさん事不便に候べし。極 |
J16_0392B32: | 樂をねがひ念佛を申さん人をば。塵刹の外なりと |