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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0381A01: 上令得受戒畧書傳敎大師別傳載官符云讀法華
J16_0381A02: 金光明二部經漢音反訓經論中問大義十牒通五
J16_0381A03: 已上者乃聽得度云云神皇正統記云聖武天皇ノ御
J16_0381A04: 代ニ諸國ニ國分寺ヲ立テ國土安穩ノタメニ法華最
J16_0381A05: 勝兩部ノ經ヲ講セラル資治表ニ天平十三年三月令寫サ一經ヲト云續日本紀
J16_0381A06: 云天平六年十一月大政官奏自今以後不論道俗
J16_0381A07: 所擧度人唯取闇誦法華經一部或最勝王經一部
J16_0381A08: 兼解禮佛淨行三年已上者令得度奏可之中畧
J16_0381A09: 治表曰尚書省奏自今不許擧度只取才器以
J16_0381A10: 妙法華最勝王二經爲科先背誦屢問數義中
J16_0381A11: 者得第不中下第制可年月同ス上ニ按スルニ延曆以前演説
J16_0381A12: 暗誦共ニ宣下セラル年移リ世改テ只暗誦ヲ事ト
J16_0381A13: シテ義意ヲ委シフセサレハニヤ延曆ノ詔只智行
J16_0381A14: ヲ崇テ正音ヲ習ヲ次トセラル然ニ世ノ弊品カハリ
J16_0381A15: テ遂ニ正音ヲ兼ル事ヲ忘レケレハ重テ暗誦スヘキ
J16_0381A16: ヨシヲ宣下セラルト聞エタリ資治表云延曆二十年
J16_0381A17: 四月復度科ト是サキニ幼童ヲ去テ壯年ヲ取ノ宣
J16_0381B18: 旨ヲ改ラルルヲ云テ暗誦ノ事ハ見エネト既ニ先例
J16_0381B19: ニ復ルノ勅定ナラハ自カラ暗誦ノコトモ昔ニカヘ
J16_0381B20: ルヘキニヤ又別ニ宣下アリシカト表ニハ不記ニ
J16_0381B21: ヤ更ニ知人ノ考ヲ待ノミ又帝王編年記云貞觀元年
J16_0381B22: 詔曰可加讀法華金光明經二部延曆寺年度者之官符也資治表
J16_0381B23: 云貞觀七年三月試法華最勝三千威儀三經令度
J16_0381B24: 畧書トモアリ
J16_0381B25: 阿彌陀經は。其沙汰なけれども。自然に流布して。
J16_0381B26: 處處の道塲に。みな例時とて。毎日にかならず。阿
J16_0381B27: 彌陀經をよみ。一切の諸僧。阿彌陀經をよまずと云
J16_0381B28: 事なし。これ偏に。淨土敎有縁のいたす所なり。こ
J16_0381B29: とのおこりを尋ぬれは。叡山の常行堂より出たり。
J16_0381B30: 彼常行堂の念佛は。慈覺大師。渡唐の時。將來した
J16_0381B31: まへる勤行なりとぞ。おほせられける。
J16_0381B32: 畫圖
J16_0381B33: ●例時ノ事第十卷ニ見エタリ天王寺ニ引聲堂アテ
J16_0381B34: 此法ヲ修セラレ勝尾寺モ亦シカリ眞如堂大原山ナ

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