浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J16_0358A01: | 一齋し候は。功德にて候やらん。かならずすべき事 |
J16_0358A02: | にて候やらん。答。齋は功德をうる事にて候なり。 |
J16_0358A03: | 六齋の御齋ぞ。さも候ぬへき。又御大事にて。御 |
J16_0358A04: | 病などもおこらせおはしましぬべく候はば。さな |
J16_0358A05: | くとも。ただ御念佛だにも。よくよく候はは。それ |
J16_0358A06: | にて生死をはなれ。淨土に往生せさせおはしまさ |
J16_0358A07: | んずる事は。これによるべく候。 |
J16_0358A08: | ●サナクトモ律ノ中ニ病縁アルヲハ佛モユルシ給 |
J16_0358A09: | ヘレハニヤ●御念佛タニアラハソレニテ生死ヲ離 |
J16_0358A10: | レ淨土ニ生レタマハン生死ヲハナレ淨土ニ生スル |
J16_0358A11: | コトハ但此念佛ニヨルヘシトナリ |
J16_0358A12: | 一かならず佛を見。いとをひかへ候はずとも。われ |
J16_0358A13: | 申さすとも。人の申さん念佛をききても死候はは。 |
J16_0358A14: | 淨土には往生し候べきやらん。答。かならずいと |
J16_0358A15: | をひくと云事候はず。佛にむかひまいらせねども。 |
J16_0358A16: | 念佛だにもすれは往生し候也。又聞てもし候。そ |
J16_0358A17: | れはよくよく信心ふかくての事にて候。 |
J16_0358B18: | ●經ノ中ニ聞名得益ノ言アレト念佛セスハ往生許 |
J16_0358B19: | カタシサレト機縁熟シ信心深クハ名號ノ不思議ソ |
J16_0358B20: | ノ益ナキニシモアラシ孔雀ノ雷聲ヲ聞テ即ハラム |
J16_0358B21: | 法爾ノ德力ナリ故ニ念佛三昧經第九云但能耳聞此 |
J16_0358B22: | 三昧名皆當次第成就菩提地藏本願經云臨終聞 |
J16_0358B23: | 稱佛名消滅五逆樂邦文類云集維那聞念佛 |
J16_0358B24: | 聲往生淨土ナトアリ |
J16_0358B25: | 一ながく生死をはなれ。三界にむまれじと。おもひ |
J16_0358B26: | 候に。極樂の衆生となりても。その縁つきぬれば。 |
J16_0358B27: | この世にむまると申は。まことにて候か。たとひ |
J16_0358B28: | 國王ともなり。天上にもむまれよ。ただ三界をわ |
J16_0358B29: | かれんとおもひ候に。いかにつとめをこなひてか。 |
J16_0358B30: | 歸り候はさるべき。答。これもろもろのひが事に |
J16_0358B31: | て候。極樂へひとたびむまれ候ぬれは。ながくこの |
J16_0358B32: | 世にかへる事候はず。みなほとけになる事にて候 |
J16_0358B33: | なり。ただし人をみちびかんためには。ことさら |
J16_0358B34: | にかへる事も候。されども生死にめぐる人にては |