浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0357A01: | 一にらき。ひる。鹿をくひて。香うせ候はずとも。つ |
J16_0357A02: | ねに念佛は申候べきやらん。答。念佛はなににもさ |
J16_0357A03: | はらぬ事にて候。 |
J16_0357A04: | ●語燈錄ニ韮〓〓鹿食テトアリ按スルニ韮ハ韭ノ |
J16_0357A05: | 俗字ナリ韭本象形俗加艸頭韭葷菜名和名ハ仁 |
J16_0357A06: | 良ト云〓同蔥蔥葱本字葱音岐和名比登毛志〓 |
J16_0357A07: | ハ蒜ニ作ルヘシ和名麻比留亦云仁牟仁久本草簡 |
J16_0357A08: | 便三ニ大蒜ニ此二名ヲツケタリ委シクハ綱目第二 |
J16_0357A09: | 十六卷ニ見エタリ |
J16_0357A10: | 一念佛をは。日所作に。いくらばかりあててか申候 |
J16_0357A11: | へき。答。念佛のかずは。一萬遍をはじめて。二萬 |
J16_0357A12: | 三萬五萬六萬乃至十萬まで申候なり。此中に御こ |
J16_0357A13: | ころにまかせて。おぼしめし候はん程を。申させ |
J16_0357A14: | おはしますべし。 |
J16_0357A15: | ●是即觀念法門ニ見エテ三萬已上ハ皆是上品上生 |
J16_0357A16: | 人也トイヘリ |
J16_0357A17: | 一五色の糸は。佛にはひだりにと仰候き。わが手には |
J16_0357B18: | いづれのかたにて。いかがひき候べき。答。左右の |
J16_0357B19: | 手にてひかせ給べし。 |
J16_0357B20: | ●五色ノ糸ハ是臨終ノ行儀ナリ四分律ノ抄ニ天竺 |
J16_0357B21: | ノ本傳ヲ引テ佛像ノ左手ニ五色ノ幡ヲカケ病人又 |
J16_0357B22: | 左ノ手ニ幡ノ脚ヲ取トイヘリ近クハ要集ノ中ニ見 |
J16_0357B23: | エタリ●又餘ノ一條ニ云合掌ヲ本體ニテ其中ニヒ |
J16_0357B24: | カヘラレ候ヘシ又一條ニ云遠キモ近キモ便宜ニヨ |
J16_0357B25: | ルヘク候已上出錄律抄ニハ左ト見エタレト意樂ニ隨テ |
J16_0357B26: | 便宜アルヲ宗トスヘキトナリ一向ニスガル思ノ強 |
J16_0357B27: | キニハ自然ニモ左右ニ取ヘキニヤ密敎灌頂經ノ説ノ中ニ |
J16_0357B28: | 佛ノ耳ニ糸カケテ行者ノ手ニ取テ悉地ヲ祈ルナト |
J16_0357B29: | アルモ相親ムノ意ト見エタリ本朝ノ俗上古ニハ |
J16_0357B30: | 凡所願ヲ求テ尊像ニ對シテ祈ルニハ必臂肘股肱ニ |
J16_0357B31: | 繩カケテ引ケルトナン景戒ノ靈異記ニ其事往往ニ |
J16_0357B32: | 載ラレタリ要集記六ニ諸説ヲ出サレケルモ佛力增 |
J16_0357B33: | 強ヲ怙ミ引接悲願ヲ恃ムノ意也トイヘリ |
J16_0357B34: | ●景戒ハ南都藥師寺ノ僧也 |