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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0346A01: 圓光大師行狀畵圖翼贊卷二十二
J16_0346A02:
J16_0346A03: 事義
J16_0346A04:
J16_0346A05: 傳本第二十二
J16_0346A06: 或人不註名字上人の勸化に歸してのち。安心起行のや
J16_0346A07: う。こまかにたづね申けるにつきて。しるしつかは
J16_0346A08: されける狀云。
J16_0346A09: ●此御文體甚禮儀アリテ見ユレハ若ハ月輪殿ノ北
J16_0346A10: 方ヘ遣ハサレケル御返事ナルニヤ第十九卷ニ彼御
J16_0346A11: 方ノ尋ヲ答申サルル御返事アリ彼此合考ヘシ語燈
J16_0346A12: 錄ニ此消息ヲ載云私云淨土門ニ入ヘキ御消息アリ
J16_0346A13: ケリト見エタリ未尋得ト第七卷ノ初又彼御返事二通ア
J16_0346A14: リ是ハ三心ヲノセタル本也ト云テ古人僞書ト申傳
J16_0346A15: タル内ニ入テサテ不載ト同卷終アリ
J16_0346A16: 御返事こまかにうけたまはり候ぬ。か樣に申事の一
J16_0346A17: 分御さとりをそへ。往生の御心ざしもよくなり候ぬ
J16_0346A18: べからんには。をそれをもかへりみ候べき事にて候
J16_0346B19: はず。いくたひにても申たくこそ候へ。まことにわ
J16_0346B20: が身のいやしく。我心のつたなきをかへりみず。た
J16_0346B21: れたれもみな彌陀のちかひをたのみて决定往生のみ
J16_0346B22: ちにをもむかんとこそをもふことにて候へとも。人
J16_0346B23: の心さまさまにて。ただひとすぢに。ゆめまぼろし
J16_0346B24: のうき世はかりのたのしみさかへをのみもとめて。
J16_0346B25: すべて後の世をもしらぬ人も候。又後をおそるべき
J16_0346B26: 事を思しりて。つとめをこなふ人につきても。かれ
J16_0346B27: これに心をうつして。ひとすぢに一行をたのまぬ人
J16_0346B28: も候。又いづれの行にても。もとよりこころざしは
J16_0346B29: しめおもひそめつるをは。いかなることはりをきけ
J16_0346B30: ども。もとの執心をあらためぬ人も候。又今日はい
J16_0346B31: みしく信をおこして。一すぢにおもひつきぬと見る
J16_0346B32: 程に。のちにはうちすつる人も候。かくのみ候て。
J16_0346B33: まことし。淨土の一門に入りて。念佛の一行をもは
J16_0346B34: らにする人もありがたく候事は。我身一のなげきと
J16_0346B35: こそは人しれず思候へとも。法によりて人によらぬ

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