浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0335A01: | し。 |
J16_0335A02: | ●人ノ膝ナトヲヒキハタラカシテハ己レ火急ノ事 |
J16_0335A03: | アルニ人ノイソイソトモセヌヲイザトテ引立テ |
J16_0335A04: | 促ス樣ニ無常迅速ナルヲ思ヒハヤウシテ迎ヘサセ |
J16_0335A05: | 給ヘトテナリ●ヤトハ念比ニ憑ム詞ニテ押返シテ |
J16_0335A06: | 告ル義ナリ今俗ニ、ヤア、ヨホ、ナト云ニ同意ナ |
J16_0335A07: | ルヘシ拾玉集ニ夜ヲカサネヤヨヤヤヨヤトカタラ |
J16_0335A08: | ヘトカヒコソナケレ山ノハノ月 |
J16_0335A09: | 又云。七日七夜心無間といふは。明日の大事をかか |
J16_0335A10: | じと。今日はげむがごとくすべし。 |
J16_0335A11: | ●法事讚曰極樂無爲涅槃界隨縁雜善恐難生故使如來選要法敎念彌陀專復專七日七夜心無間長時起行倍皆然 |
J16_0335A12: | ●七日七夜心無間トハ法事讚ノ下卷也 |
J16_0335A13: | 又云。人の手より物を得んずるに。すでに得たらん |
J16_0335A14: | と。いまた得ざるといづれが勝へき。源空はすでに |
J16_0335A15: | 得たる心地にて念佛は申なり |
J16_0335A16: | 又云。往生は一定と思へば一定なり。不定と思へは |
J16_0335B17: | 不定也。 |
J16_0335B18: | ●一定ト思ヘハ一定等トハ往生大要鈔ニ出テ第十 |
J16_0335B19: | 八卷ニ見エタリ决答疑問抄上云問實凡夫於自心 |
J16_0335B20: | 三心具不具難知事也仍テ不定ト思ヘハ又信心モ |
J16_0335B21: | 可退决定ト思ヘハ又其機難知如此故實如何 |
J16_0335B22: | 可存知乎答二河之喩即此故實也機ヲ罪惡ト信ス |
J16_0335B23: | ルモ又此故實也偏信本願不起一念之疑慮ハ |
J16_0335B24: | 往生ニ無不足此中ニ實不具三心者モ仰思决 |
J16_0335B25: | 定往生依此故實具三心也何況下機ノ三心ヲ |
J16_0335B26: | 乍具尚疑ハ行者ノ失也只仰可信本願也ト即此 |
J16_0335B27: | 意ナリ |
J16_0335B28: | ●此御詞和論語徒然艸ニモ載タリ |
J16_0335B29: | 又云。念佛申さんもの十人あらんに。たとひ九人は |
J16_0335B30: | 臨終あしくて往生せずとも。我一人は决定して往生 |
J16_0335B31: | すへしと思ふべし。 |
J16_0335B32: | 又云。一丈の堀をこえんと思はん人は。一丈五尺を |
J16_0335B33: | こえんとはげむべし。往生を期せん人は。决定の信 |