浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0285A01: | へと。ねんごろに申のべ給ければ。善導の御影の御 |
J16_0285A02: | 前に。異香しきりに薰じ。上人も聖覺もともに瘧病 |
J16_0285A03: | おちにけり。聖覺自歎じて。先師法印は炎旱の御祈 |
J16_0285A04: | 禱に。大内にして唱導をつとめ。當座に雨をふらし |
J16_0285A05: | て名譽をほどこしき。聖覺が身にはこの事第一の高 |
J16_0285A06: | 名なりとそ申されける。まことに末代の奇特。その |
J16_0285A07: | ころの口遊にてぞありける。 |
J16_0285A08: | ●元久二年ハ土御門院即位七年也大師御年七十三ナリ●後京極殿ハ良經公也月輪殿二男母從三位季行女也建仁二年十月廿七日内覽氏長者同十二月廿五日攝政元久元年十二月十四日大政大臣建永元年二月七日薨去年三十八此眞影今勘解由小路朱雀ノ西勝巖院積翠寺ニ珍藏ス銘文ハ若我成佛十方衆生稱我名號下至十聲若不生者不取正覺彼佛今現在世成佛當知本誓重願不虚衆生稱念必得往生ノ文ナリ |
J16_0285A09: | 畫圖 |
J16_0285A10: | ●上人ノ瘧病九卷傳ニ御弟子ノ中ニ三心具足ノ行 |
J16_0285A11: | 者ハ瘧病ナドスベカラズト論ジアヘルヲ聞タマヒ |
J16_0285A12: | テ其僻見ヲノソカン爲ニ此イタハリヲシイダシタ |
J16_0285B13: | マヘリトアリ●後京極殿ハ能書ニテオハシケルニ |
J16_0285B14: | ヤ應天門ノ額ヲ書タマヒテ御身頓滅スト東鑑等イヘ |
J16_0285B15: | リ二男敎家三男基家兩卿モ能書ナリキ事ミナ公家 |
J16_0285B16: | ノ部ニ見エタリ御祖父忠通公能書ニテオハシケレ |
J16_0285B17: | ハ保元物語一ニ見ユ御一流世ニ傳ハリテ後人ノ龜鏡トナレル |
J16_0285B18: | トカヤ●詫摩ノ法眼澄賀彼カ碑文鳴瀧ニアリ云宅間勝 |
J16_0285B19: | 賀曾爲繪所歷法橋叙法眼故世稱宅間法眼 |
J16_0285B20: | 九卷傳ニハ詫摩法印證賀トアリ東鑑廿八寬喜三年十 |
J16_0285B21: | 月六日宅摩左近ノ將監爲行御願寺ヲ建ラルヘキノ |
J16_0285B22: | 地ヲ圖繪ストアリ具ニハ人物ノ中ニ注セリ●參勤 |
J16_0285B23: | 常ニハ參勤ニ作レリ字彙云勤孜孜也勞也又與懃 |
J16_0285B24: | 同●拂曉ハアケボノト訓セリ前中書王云有拂晨 |
J16_0285B25: | 之露朗詠白氏文集第八云衛門排曉戟鈴閤開朝鎻 |
J16_0285B26: | ●小松殿ヘ參シテトハ九卷傳ニ北白川二階房ニシ |
J16_0285B27: | テ上人瘧病ヲシ出シ給テ小松殿ヘ歸リ給ヒヌトア |
J16_0285B28: | リ●辰時ヨリ説法ヲハシメテ未尅ニ結願ストハ九 |
J16_0285B29: | 卷傳ニ何時計ニオコラセ給フヤラント申ケレハ申 |