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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0243A01: 暴之不用桁竿靈異甚多一時諸役列坐戯謔以
J16_0243A02: 拳打輔車逐次相授巡至童童辭曰恐及大
J16_0243A03: 故諸列強之童纔下拳吐血殆殂慶聞擯去童泣曰
J16_0243A04: 背振山地動者堅牢善女天出現之時也慶夏於背振山誦驚發地神偈印
J16_0243A05: 手按地地大震我親見之故感德來也今遭麾斥悲哉乃至
J16_0243A06: 曆中有兩門之諍朝廷以慶之德望蓋一山寓
J16_0243A07: 譴於慶慶曰官事若急可宥乙童時人以爲慶
J16_0243A08: 之護法之言也性空傳云神童二人一曰乙一曰
J16_0243A09: 若侍左右凡有使令先意能辨乙童擊同役
J16_0243A10: 而斃空呵驅去童雖悲泣悔訴遂不許云云相傳護法
J16_0243A11: 童子皇慶ノ滅後ニ石ト變スト今モ護法石トテ梶井
J16_0243A12: ノ御所ノ馬場ニアリ大原名所記●楞嚴院安樂ノ谷ハ飯
J16_0243A13: 室ノ内ニアリ五坊今ハ絶タリ僅ニ一房アリテ安樂
J16_0243A14: 院ト號ス宋朝ヨリ到來ノ菩提子此ニアリ千載集ニ
J16_0243A15: 秋ノ比山ニ昇テ橫川ノ安樂ノ五僧ノ許ニマカレリ
J16_0243A16: ケルニ正法房ノ障子ニ書付ケル藤原公衡朝臣ナヲ
J16_0243A17: サリニ歸ル袂ハカハラネト心ハカリソ墨染ノ袖●
J16_0243B18: 俊乘房六字號ノ事ハ大原問答ノ論席即時念佛ノ時
J16_0243B19: ト見エタリ今カノ時トアルハ遠ク其節ヲサセルニ
J16_0243B20: ヤ●南無阿彌陀佛ト號セラルトハ土御門院宸翰ヲ
J16_0243B21: 染サセ給テ御房ノ位牌ヲアソハシケルニモ表ニ實
J16_0243B22: 名裏ニ此號ヲ題シ給ヘリ尚モ具ナル事第四十五卷
J16_0243B23: ニ注スヘシ
J16_0243B24: 其後三千の衆徒をして。擧し申によりて。文治六年
J16_0243B25: 三月七日。天台座主に補せらるといへとも。かたく
J16_0243B26: 辭し申給しを。勅使大原へむかひて。宣命をくだし
J16_0243B27: て座主職をさづけらる。つゐに召出されて。同五月
J16_0243B28: 廿四日。最勝講の證義をつとめ。同二十八日權僧正
J16_0243B29: に拜任す。治山三箇年の間。内論義二箇度。寂光大
J16_0243B30: 師の御廟の番論義。傳敎大師の御廟淨土院の番論義
J16_0243B31: など。取をこなはれ。もはら吾山の佛法のたえたる
J16_0243B32: をつぎ。すたれたるをおこされしかども。かたはら
J16_0243B33: にはなを。稱名の行業をこたらずして。法華堂の夜
J16_0243B34: 夜の行法には。高聲念佛千遍をくはへ修せられき。

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