浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0215A01: | 出師表ナドニ往往ニ出タリ●翌日ハアクル日ナリ |
J16_0215A02: | 爾雅云明日曰翌日書ノ武成云翌日癸巳 |
J16_0215A03: | 花山院左大臣兼雅公は。ふかく上人に歸したまひて。鎭 |
J16_0215A04: | 西庄園の土貢をわかちて毎年に施入せられけり。我 |
J16_0215A05: | は院内よりほかは車たてたることなし。しかれとも |
J16_0215A06: | 法然上人の庵室に車たてたらんは。なにかくるしか |
J16_0215A07: | るへきとてつねにわたり給て。圓頓戒をうけ念佛の |
J16_0215A08: | 法門を談せられけり。生年五十四正治二年七月十四 |
J16_0215A09: | 日に出家をとけ。同十六日に徃生を遂られけると |
J16_0215A10: | なむ。 |
J16_0215A11: | ●花山院左大臣第九卷ニ見エタリ |
J16_0215A12: | 畫圖 |
J16_0215A13: | ●鎭西ハ筑紫ヲ云地理ノ中ニ見エタリ●庄園ハ堂 |
J16_0215A14: | 上方或ハ武家ノサセル大名ニモアラザル人人ノ知 |
J16_0215A15: | 行所ヲ云ナリ賴朝以來諸國ノ庄園ニ地頭ヲ補スト |
J16_0215A16: | 云此類ナリ庄ハ莊ニ同シ田舍也領地ノ内ニ山庄ナ |
J16_0215A17: | トヲ作ルヲ庄ト云ナリ若庄園ト云時ハ國司モ守護 |
J16_0215B18: | モイロハヌ所ナリ故ニ昔ヨリ恩許ニ依テ庄園ヲ領 |
J16_0215B19: | 知スル者ヲ呼テ庄司殿ナト稱ス●我ハ院内ヨリ外 |
J16_0215B20: | ハ車タテタル事ナシトハ此公後白河院ノ御氣色ヨ |
J16_0215B21: | クテ常ニ參ラレケレバカク仰セケルニヤ吉記云壽 |
J16_0215B22: | 永二年二月二十一日丙辰今日朝覲御幸也主上渡御 |
J16_0215B23: | 先是法皇出御御座權大納言兼雅卿參進置御三 |
J16_0215B24: | 衣筥云云此時參會院公卿花山院大納言兼雅等十 |
J16_0215B25: | 人許也同三年四月十五日之紀云院司權大納言兼 |
J16_0215B26: | 雅云云此外此大臣ノ院ニ奉仕セラレタル事諸記ニ往 |
J16_0215B27: | 往ナリ |
J16_0215B28: | 右京權大夫隆信朝臣はふかく上人に歸し。餘佛餘行 |
J16_0215B29: | をさしをきて。ただ彌陀の一尊をあがめ。ひとへに |
J16_0215B30: | 念佛の一行をつとむ。つゐに上人にしたがひて。建 |
J16_0215B31: | 仁元年に出家をとけ。法名を戒心と號す。一向專念 |
J16_0215B32: | の外他事なかりけり。生年六十四の春所勞危急にを |
J16_0215B33: | よぶ。上人きき給て。住蓮安樂二人の門弟をつかは |
J16_0215B34: | して知識とせられけり。すでにをはりにのぞむに。 |