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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0207A01: 以後。啓白あるべし。其器量を選へし。分經。并
J16_0207A02: 墨筆等以下の諸事。常のことし。日別の書寫。禮
J16_0207A03: 讃以後。多少時によるへし。但七箇日の間に。其
J16_0207A04: 功は終べきなり。日別解説。日中の禮讃以後なる
J16_0207A05: べし。日日の次第。是になぞらへて知べし。七箇
J16_0207A06: 日の間の儀式。かくのごとし。
J16_0207A07: 次に奉納の次第。常のことし。佛經讃歎。先のこ
J16_0207A08: とし。但讃歎の多少。時宜によるべし。奉納路次
J16_0207A09: の間の合殺常のことし。
J16_0207A10: ●分經トハ一兩紙ツツ宜キ程ニ切分テ經衆ノ寫本
J16_0207A11: ニスルヲ云ナリ●墨筆ハ慈覺大師ハ石墨草筆ニテ
J16_0207A12: 書給ヘル事釋書ニ見エタリ今時ハ多分朱ヲモテ
J16_0207A13: 書藁ヲ束テ筆トス已上軌則漢語燈錄ニ載ラレテ今
J16_0207A14: ト全同ナリ
J16_0207A15: 上人記錄の法則かくのことし。追福のために。これ
J16_0207A16: らの善根を修する事。このときよりはじまれるとな
J16_0207A17: ん。申つたへ侍る。されば其後三部經を如法に書寫
J16_0207B18: する事。世におほくきこえ侍り。
J16_0207B19: 畫圖
J16_0207B20: ●世ニオホクキコエ侍リトハ文永四年四月後嵯峨
J16_0207B21: 院於龜山殿三部經如法書寫シ給ヘル事彌世繼ニ
J16_0207B22: 見エタリ次上ノ卷ニ注スカ如シ新續古今集ニ淨土
J16_0207B23: 三部經書テ舞樂ニテ供養シケルニ權中納言具行イ
J16_0207B24: マタ少將ニテ陵王舞侍シカハ又ノ日申ツカハシ
J16_0207B25: ケル頓阿法師山ノ端ノ入日ヲカヘス袂ニモ西ニ心
J16_0207B26: ヲカクルトソミシ返シ山ノ端ノ入日ヲイカテ返シ
J16_0207B27: ケン我タニ西ニイソク心ヲ
J16_0207B28: 後鳥羽院。度度勅請ありて。圓戒を御傳受。上西門
J16_0207B29: 院・修明門院・おなしく御受戒ありき。かかりしか
J16_0207B30: ば。三公・公卿・かうべをかたふけ。一朝あふぎて
J16_0207B31: 傳戒の師とせずと。いふ事なかりき。
J16_0207B32: 畫圖
J16_0207B33: ●後鳥羽院ノ受戒此事年代以下未有所勘也按
J16_0207B34: スルニ上人配所ヨリ歸洛以後ノ事ナルヘシ第四十

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