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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0204A01: ●土御門院ハ人皇八十三代諱爲仁後鳥羽院第一ノ御子也母ハ在子號承明門院内大臣正一位源通親公之養子實ハ法印能圓之女也
J16_0204A02: ●此事御佛事ト云蓮華王院ニシテトアレハ上人ノ
J16_0204A03: 私ノ御訪トハ見エザルナリ定テ勅定ニ依テ御導
J16_0204A04: 師ヲ勤ラレケン實ニ規模ノ事ナルヘシ一書ニ平松
J16_0204A05: ノ御房ニテ御一周忌ニ七日ノ念佛ヲツトメラルト
J16_0204A06: 是ハ私ノ御訪ナルヘシ平松ノ房ハ靈山ニアリ
J16_0204A07: 又大和入道見佛も。おなしく。法皇の御菩提を。い
J16_0204A08: のり申さんために。いづれの行法をか。修すへきと
J16_0204A09: 思惟するに。法皇。見佛か夢に。我菩提をは。如法
J16_0204A10: に訪べきよしを。示されけり。則見佛此由を。上人
J16_0204A11: に申ければ。上人淨土の三部經を。如法に書寫すべ
J16_0204A12: き次第。法華の如法經に。なぞらへて。法則を出さ
J16_0204A13: る。所謂かの記に云。
J16_0204A14: 淨土三部經如法經次第
J16_0204A15: 一。御料紙事。紙曾を殖て。千日是ををこなへ。其
J16_0204B16: 間は念佛禮讃を用へし。若かくのごとくをこなへ
J16_0204B17: る。料紙なくは。市の料紙を用べし。
J16_0204B18: 一。堂莊嚴事如常
J16_0204B19: 一。前方便七箇日事。沐浴・潔齋・淨衣等。常のご
J16_0204B20: とし。但絹綿の類は。用否人の意に。あるべし。
J16_0204B21: 一。入道塲次第。門前の灑水・并・香呂・花籠・香
J16_0204B22: 象等。常のごとし。次に。無言行道三返・奉請・
J16_0204B23: 合殺等。常のごとし。次に諸衆寳座の前に。列立
J16_0204B24: して。惣禮の伽陀を。誦すべし。其詞に云。
J16_0204B25: 歸命本師釋迦佛 十方世界諸如來
J16_0204B26: 願受施主衆生請 不捨慈悲入道塲
J16_0204B27: 南無十方三世一切諸佛。哀愍納受。入此道塲
J16_0204B28: 本國彌陀諸聖衆 平等倶來坐道塲
J16_0204B29: 道塲聖衆實難逢 衆等頂禮彌陀尊
J16_0204B30: 南無極樂世界。諸尊聖衆。慈悲護念。證明功德
J16_0204B31: 次に彌陀を。讃歎したてまつるべし。
J16_0204B32: 弘誓多門四十八 偏標念佛最爲親

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