浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0182A01: | 念佛し給。御聲勇猛なりけれは。よなよな老骨をは |
J16_0182A02: | げまし。をこたりなき御つとめ。いたはしくも。貴 |
J16_0182A03: | も覺て。もし御用もや。いますらんとて。正信房ま |
J16_0182A04: | いりて。やりどを。ひきあけて。見たてまつれは。 |
J16_0182A05: | 身光赫奕として。坐し給へる疊二帖が上にみてり。 |
J16_0182A06: | 明なること。暮山に望て。夕陽を見がごとし。身の |
J16_0182A07: | 毛もよだつ計なり。たうとしといふも。をろかなり。 |
J16_0182A08: | 心づきなくや。おぼすらん。さればとて。やがてま |
J16_0182A09: | かり出んことも。中中也。進退わづらふところに。 |
J16_0182A10: | ことのやう。見えぬとや思給けん。上人たれぞと問 |
J16_0182A11: | 給。湛空と答申されけれは。はやして。各をも。か |
J16_0182A12: | 樣になしたてまつらばやなとぞ。仰られける。慈恩 |
J16_0182A13: | むかし玄弉の門下にありて。眼より光をはなちて。 |
J16_0182A14: | よる聖敎を。ひらきしかは。泗州大師。上座なりし |
J16_0182A15: | かども。なを其德に信伏して。あふきて師範とし給 |
J16_0182A16: | き。いま邊州にして。末代たりといへとも。奇特ま |
J16_0182A17: | ことに。上古に恥ざるをや。 |
J16_0182B18: | ●隆寬律師第四十四卷ニ見エタリ●正信房第四十三卷ニ見エタリ●慈恩ハ窺基大師ナリ住慈恩寺故ニ稱ス宋高僧傳及佛祖統紀並通載等ノ諸傳ニ載ストイヘト放光ノ事ハ所見ナシ●玄弉法師諱玄弉俗姓陳漢太丘長仲弓後也父慧英有四男法師即第四子也年十三出家貞觀三年秋八月行西域遊歷諸國名山聖跡無不履之衆敎奧旨無不窮之貞觀十九年春正月歸朝入西京三月居長安弘福寺夏六月與沙門靈潤等十二人翻譯大小經論七十四部一千三百三十五卷麟德元年二月亡 |
J16_0182B19: | 畫圖 |
J16_0182B20: | ●秉燭ノ程ハ日暮テ燭ヲ進ス時分ナリ文選ノ古 |
J16_0182B21: | 詩ニ晝短苦夜長何不秉燭遊ト●内證ヲ隱密 |
J16_0182B22: | ストハ傳通記ニ如大集經等佛誡顯現證ト云 |
J16_0182B23: | 又律四分ノ中ニ若聖法ヲ得タルヲ人ニ對シテ説ヲ一 |
J16_0182B24: | ノ制戒ト立ラル●ヌキアシトハ源氏ニ我トシラレ |
J16_0182B25: | ジトヌキアシニアユミノキ給フ末摘花抄ニ俗ニサシ |
J16_0182B26: | アシシテト云ニ同シ詩ノ正月ニ高天跼厚地 |
J16_0182B27: | 蹐字彙ニ蹐ハ小步也ト●更ハフルトヨムタケハ |
J16_0182B28: | 闌ノ字ナリ一夜ヲ分テ五トスサレハ初夜ヲ初更ト |