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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0179A01: し。往生をとぐるもの。一州にみち。四海にあまね
J16_0179A02: し。前兆のむなしからざる。たれの人か。信受せさ
J16_0179A03: らむ。
J16_0179A04: ○畫工乘臺未考當麻本附異本云乘基
J16_0179A05: 畫圖
J16_0179A06: ●第十一卷ニ建久八年五月一日卜云云一書ニ治承四
J16_0179A07: 年四月七日ノ夜ト十卷傳ニ安元元年三月十四日ノ
J16_0179A08: 夜ト選擇之傳ニハ承安五年ト建久八年ト兩度之夢
J16_0179A09: 云云祕傳抄ニハ年月ヲ載ス有時上人白地ニ西戸
J16_0179A10: ニ出給時親リ善導ニ逢給ト云云拾遺語燈錄上卷御夢
J16_0179A11: 記ニハ建久九年五月二日注之ト●劉休玄ガ擬古
J16_0179A12: 詩ニ眇眇陵長道遙遙行遠之謝觀カ曉賦ニ邊城
J16_0179A13: 之牧馬頻嘶平沙渺渺注ニ善曰楚辭曰路渺渺之默
J16_0179A14: 默廣雅曰渺渺遠也●茫茫廣大貌文選ノ古詩ニ廻
J16_0179A15: 車駕言邁悠悠涉長道四顧何茫茫東風搖百
J16_0179A16: 草白氏文集續古詩ニ茫茫綠野中●一聚ハヒトム
J16_0179A17: ラナリ●唐朝ヨリワタレル影像トハ重源將來ノ像
J16_0179B18: ヲ指スナリ●前兆ハ先タチテ奇瑞アルヲ云ナリ
J16_0179B19: 第三ニ見エタリ周禮ニ夢者事之祥也云云
J16_0179B20: 上人專修正行としをかさね。一心專念功つもり給し
J16_0179B21: かは。つゐに口稱三昧を發し給き。生年六十六。建
J16_0179B22: 久九年正月七日の別時念佛のあひだ。はじめには。
J16_0179B23: まづ明相あらはれ。次に水想影現し。のちに瑠璃の
J16_0179B24: 地。すこしき現前す。同二月に寳地・寳池・寳樓を
J16_0179B25: 見たまふ。それよりのち連連に勝相あり。或時は左
J16_0179B26: の眼より光を出す。眼に瑠璃あり。かたち瑠璃のつ
J16_0179B27: ぼのごとし。つぼにあかき花あり。寳瓶 ことし。
J16_0179B28: 或時ははるかに西方を見やり給に。寶樹つらなりて。
J16_0179B29: 高下心にしたがひ。或時は座下寳地となり。或時は
J16_0179B30: 佛の面像現し。或時は三尊大身を現し。或時は勢至
J16_0179B31: 來現し給。すなはち畫工に命して。これをうつしと
J16_0179B32: とめらる。或時は寶鳥。琴笛等の。種種のこゑをき
J16_0179B33: く。くはしきむね。御自筆の三昧發得の記に見えた
J16_0179B34: り。かの記。上人存日のあひだは披露なし。勢觀房

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