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J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0125A01: 圓光大師行狀畵圖翼贊卷三
J16_0125A02:
J16_0125A03: 事義
J16_0125A04:
J16_0125A05: 傳本第三
J16_0125A06: 童子入洛の後。まづ觀覺得業か狀を。持寳房につか
J16_0125A07: はす。源光觀覺か狀を披覽して。文殊の像をたづぬ
J16_0125A08: るに。ただ小兒のみ上洛せるよし。使者申ければ源
J16_0125A09: 光はやく兒童の聰明なることをしりぬ。すなはち兒
J16_0125A10: のむかへにつかはしければ。同十五日に登山す。
J16_0125A11: ●同十五日トハ久安三年二月十三日京都ニ著キ同十五日叡山ニ登リ給フ
J16_0125A12: 畫圖
J16_0125A13: ●童子入洛ノ後京ナル旅宿ヨリマヅ狀ノミ遣シケ
J16_0125A14: ルナリ●聰明此字尚書ニ往往ニアリテ天之聰明ナ
J16_0125A15: ドイヘリ洪範ニ視曰明聽曰聰ト耳カシコク目サ
J16_0125A16: トキナリ
J16_0125A17: 獨木かけはしあやうく。九花いろめづらし。持寳房
J16_0125B18: にいたり給ぬ。試にまづ四敎義をさづくるに。籖を
J16_0125B19: さして。不審をなす。うたがふところ。みな圓宗の
J16_0125B20: ふるき論義なりけり。まことにただ人にあらずとぞ
J16_0125B21: 申あへりける。
J16_0125B22: ●四敎義都十二卷智者大師撰義天錄云四卷或十二卷開合而已
J16_0125B23: 畫圖
J16_0125B24: ●獨木カケハシアヤウクハ叡山ノミチスガラ嶮岞
J16_0125B25: ナル體ヲ云源氏ニヒトツ橋アヤウガリテ竹河ナトア
J16_0125B26: リ和名鈔ニ云淮南子云獨梁和名比度豆波之今按又一名獨木橋見翰苑等縱橫
J16_0125B27: 一木之梁也●九華イロヌツラシトハ遠國ヨリ始テ
J16_0125B28: 上洛マシマシケレハ都ノ體イトメヅラカナリトソ
J16_0125B29: 九華ハ九重ノ花ノ都ト云意ニテ花城花闕ナト云ニ
J16_0125B30: 詞ヲ通ハシタリ色トハ花ト云ヨリ書出セリ新拾
J16_0125B31: 遺ニ後嵯峨院御製時シラハ花モトキハノ色ニサケ
J16_0125B32: ワガ九重ハ萬代ノ春長恨歌ニ九華帳裏夢魂驚ト
J16_0125B33: ●籖ハ日本紀ニ玉籖ヲタマグシトヨメリ説文ニ籖
J16_0125B34: ハ驗也丁出其處爲驗也不審ナル書面ニ向テハ

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