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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0779A01: 一子指麾抄十四之十三丁法華譬喩品科注二之上四十三丁云今此三界皆是
J09_0779A02: 我有其中衆生悉是吾子此の處は向阿の父子相迎に釋
J09_0779A03: せり云くわれらひとたび自家をまとひいててなかく
J09_0779A04: 他郷にとらはれてしよりこのかた魔王譜代のやつ
J09_0779A05: ことして六道縱橫にかりつかひにしかは身つたなく
J09_0779A06: して姓をも名をもいはず心おろかにして父をも母を
J09_0779A07: もおもわずなりぬと上本二丁○一切の聖衆等をほめてと
J09_0779A08: は禮讃には云專念專想專禮專讃○專修のものは百
J09_0779A09: はすなはち等とは自下千か中に一も得ずと云ふに至
J09_0779A10: るまては禮讃の釋の前後を取意して書玉ふ是れ專雜
J09_0779A11: 二修の得失を釋する也○我みつから等とは自下は
J09_0779A12: 引觀經結其得失也我とは指善導也○三十七丁又善
J09_0779A13: 導の御弟子釋してとは懷感禪師也群疑論四三丁の釋也
J09_0779A14: 但し今取意釋す文字具略あり次下の文に雜修之者
J09_0779A15: 萬不一生專修之人千無一失といへり○問一切の
J09_0779A16: 善根は魔王のためにさまたけらる等とは此は對治魔
J09_0779A17: 事を尋ぬる也凡そ佛道を修行するには種種の魔事あ
J09_0779B18: りて能く諸の正道を障ゆる也要集には明對治魔事
J09_0779B19: 中末十四 丁群疑論四卷五丁文類四卷卅丁并定記三十一丁决疑三二十九丁具辨
J09_0779B20: 魔事往見よ此段の終に更に辨すへし下に記せり要
J09_0779B21: 略抄來迎引接の下の隨聞に記せり見合せて辨すへし
J09_0779B22: ○答魔波旬とは魔とは梵語云魔羅大論云能奪命
J09_0779B23: 者或云殺者謂奪惠命壞道法功德善本一切聖
J09_0779B24: 人賊第六十八之五丁第五之二十二丁玄應音義二十三卷二十五丁云天魔此譯云障
J09_0779B25: 能爲修道作障碍故波旬同音義云天魔名曰波旬
J09_0779B26: 此云惡者即釋迦佛出世時魔王名也諸佛出世時魔各
J09_0779B27: 不同如迦葉佛時魔名曰頭師此には云惡瞋等也
J09_0779B28: 上來要集指麾抄十七之三十三丁○自力をたのむゆへなりとは有依首
J09_0779B29: 楞嚴經修習三昧或發動陰魔有依摩訶衍論
J09_0779B30: 修習三昧或發動天魔有依止觀修習三昧或
J09_0779B31: 發動時魅此等並是修禪定人約其自力若作聖
J09_0779B32: 解皆被魔障慶文法師正信法門に辨之具に决疑三之三十丁定記三之十二丁引之○觀惠を
J09_0779B33: こらす人にはなを九境の魔事ありとは修證儀云十
J09_0779B34: 乘理觀尚發九境魔事彌陀一敎無魔事縁果人

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