颯田善雄
提供: 新纂浄土宗大辞典
さったぜんのう/颯田善雄
明治一八年(一八八五)三月一八日—昭和三〇年(一九五五)六月一日。徳蓮社真誉功阿。字は徹道。愛知県幡豆郡吉田村船戸(現・西尾市吉良町)に颯田利左衛門の子として出生し、同県知多郡阿久比町椋岡雲谷寺の新美真雄について得度。愛知支校を経て、明治四二年(一九〇九)宗教大学を卒業。大正一〇年(一九二一)雲谷寺に晋董。昭和二二年(一九四七)知恩院執事長となり、この年に浄土宗本派が創建される。知恩院布教師会会長を経て、同二九年初代知恩院副門主となるも、翌三〇年隠住地幡豆郡一色町(現・西尾市)円明院において七一歳で遷化。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:曽田俊弘】