西田円我
提供: 新纂浄土宗大辞典
にしだえんが/西田円我
昭和一〇年(一九三五)七月一一日—平成一一年(一九九九)一月九日。聖蓮社真誉戒阿。浄土教と賤民階層、公家社会の研究家。岡山県笠岡町笠岡(現・笠岡市)に鴫谷円明・晶子の長男として生まれ、倉敷誓願寺で得度。佛教大学、立命館大学大学院、大谷大学大学院文学研究科博士課程(仏教文化専攻)に学ぶ。佛教大学専任講師、助教授をへて昭和六一年(一九八六)教授。平成一一年急逝、世寿六三歳。この間、昭和四三年(一九六八)西田と改姓(西田直二の法嗣)。京都外国語大学・立命館大学講師を務める。著書に『古代・中世の浄土教信仰と文化』(思文閣出版、二〇〇〇)、追悼論文集『鷹陵史学』二六(鷹陵史学会、二〇〇〇)がある。
【執筆者:今堀太逸】