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提供: 新纂浄土宗大辞典

け/華

草木の花。Ⓢpuṣpaなどの訳語。仏・菩薩に献じたり、花弁を散らしたりなどする供養方法は、インドに起源が求められる。また、『法句経』上には「華香品」があり、『雑阿含経』四三には七種の華が登場するなど、初期の仏典から華を主題としたものが存在する。また、華厳学者の言及の例として、澄観の『華厳経疏』「華の十義」(正蔵三五・五二五上)などがある。なお、浄土教で華というと、極楽浄土蓮華を意味することが多い。


【執筆者:大屋正順】