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結願

提供: 新纂浄土宗大辞典

けちがん/結願

日数を定めて一定期間行う法会において、最終日やその日の最後の法要のこと、またそれを終えること。知恩院御忌大会では、結願放生会を行っている。『四十八巻伝』一〇に「法皇崩御ほうぎょの後、彼の御菩提の御為に…六時礼讃を修し、七日念仏す。結願の時、種々の捧物を取り出でけるを、上人不受の気おわしまして」(聖典六・一〇九)とあるように、願意の結びをつけること、願い事の終わりのしめくくりのことである。また、彼岸一週間の最終日、七日目のことなども結願と称している。


【参照項目】➡開白


【執筆者:太田正敬】