元文四年(一七三九)—文化六年(一八〇九)七月一九日。愛蓮社君誉敞阿しょうあ。字あざなは都息。知恩院六三世。生地、法系は不詳。増上寺で修学し、寛政五年(一七九三)三月六日館林善導寺三三世、同六年三月一四日瓜連うりづら常福寺五三世、享和元年(一八〇一)一一月二八日小石川伝通院四七世を歴住し、文化三年(一八〇六)五月一八日知恩院六三世となる。翌四年三月二八日大僧正に任官された。在住三年余りの同六年七一歳で入寂した。
【参考】『華頂誌要』(浄全一九)、『知恩院史』(知恩院、一九三七)
【執筆者:笠島崇信】