ねんぶつぎょうじゃようじん/念仏行者用心
念仏行者が日常心得るべきこと。良忠『浄土宗行者用意問答』(浄全一〇)には、①一向称名行者振舞の事②念仏三心の事③自力他力の事④不浄読経の事⑤不浄入道場の事⑥厭欣念仏の事⑦口称の時数取の事⑧今生の所望を阿弥陀仏に申す事⑨日所作の内他回向の事⑩小便の時浄不浄の事⑪日所作欠けたるを申し入るるの事⑫造罪念仏の事⑬造罪往生の事⑭宿善往生の事⑮無証往生の事⑯俗人死去の時出家有無の事⑰観音蓮台と宝池花と同異の事、以上の一七条を挙げている。
【参照項目】➡念仏行者、浄土宗行者用意問答
【執筆者:沼倉雄人】