配流の命が下ったときに、法然とその弟子である西阿弥陀仏との問答を記したもの。西阿弥陀仏の「念仏の教えを説かないように」との進言に対して、法然は「我れ首をきらるとも此の事いわずばあるべからず」(昭法全七一五)と述べている。法然の固い意志が見て取れる問答である。
【所収】昭法全七一五、法伝全五六七上~下
【執筆者:編集部】