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後有

提供: 新纂浄土宗大辞典

ごう/後有

来世に受ける生存のこと。Ⓢpunar-bhava。有とは存在や生存の意味であり、後有は死んだ後に生存を受けることを意味する。後生も同義語である。死後、次の生存を受けるのは煩悩を断ち切っていないからであり、煩悩を断ち切った仏や阿羅漢後有を受けることがない。また彼らは後有を受けないのみではなく、「生存が尽き、これより後の生存を受けないこと」を如実に知る智慧をも有するとされる。


【参照項目】➡後生


【執筆者:石田一裕】