飛鳥時代末から平安時代に、諸宗・諸大寺院において、毎年試験を行い得度することを許された一定の人のこと。年分学生、年分者、年分ともいう。その人数は、朝廷により定められていたが、平安時代中期以降は衰退した。持統天皇一〇年(六九六)には、毎年一〇人を出家させることとした。
【執筆者:編集部】