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大超

提供: 新纂浄土宗大辞典

だいちょう/大超

天文一三年(一五四四)—寛永元年(一六二四)三月二五日。念蓮社専誉、あざな禿頑とくがん。大潮とも表記。本所霊山寺開山。近江国八幡(一説に下総国)の出身。大光寺出家し、関東に掛錫かしゃくして感誉存貞に師事した。船橋浄勝寺、浅草寿松院、山城国八幡正法寺に住した。慶長六年(一六〇一)三月(一説に慶長四年)徳川家康より江戸神田駿河台に二万坪を賜り霊山寺を開き、同一一年徳川秀忠夫人より寺領五〇石を寄進された。世寿八一歳。


【資料】『鎮流祖伝』六、『新撰往生伝』二(共に浄全一七)、『総系譜』『浄源脈譜』(共に浄全一九)、『本所霊山寺志』(浄全二〇)、『浄土列祖伝』(続浄一六)


【執筆者:石川達也】