寺院の法灯がどのように継承されてきたかを示す譜脈。また、伝法上における宗統譜に対する譜脈。伽藍譜は、その寺院の世代にかかわるものであり、一寺院に限定される。一方、宗統譜は、浄土宗の伝法にかかわるものであり、いかに師資相承されてきたかを示す系譜である。
【参考】三田全信『浄土宗史の新研究』(隆文館、一九七一)、福田行誡『譜脈私案』(『平成新修福田行誡全集』二、USS出版、二〇〇九)
【執筆者:𠮷水成正】