浄土宗の伝法である箇条伝法において五重自証門伝(浅学相承)を授かるべき機根のこと。古来、箇条伝法は無学未熟者に相伝する五重自証門伝(浅学相承)と、学解がすすみ化他に堪えることのできる者に伝える宗脈化他門伝(碩学相承)とに区別される。後者は両手印をもって相伝したのに対し、前者は半印(信法半印)をもって相伝の証とした。
【参照項目】➡伝法の機
【執筆者:日下部謙旨】