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一味会

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いちみかい/一味会

土屋観道の主唱する真生同盟の運動に参画していた中野善英が、大正一四年(一九二五)、現在の愛知県津島市の西光寺を本部として創始した念仏信仰団体。阿弥陀仏を天地大宇宙のいのちの根源として帰依し、畏敬し、その光明に身心が霊化され、その生活が神意によって気高いものとなり、天来の使命を遂行することを目的とする。宗教と生活の一致を理想とし、それによって社会が淳化され発展し、やがて人類最高の文化が創造されるとの思想を提唱する。至心に仏の名を呼ぶとき、仏の方から呼ばれ、念仏が内から湧き出て、仏と一味の希望と光明の生活が実現するという。


【参照項目】➡真生同盟中野善英


【執筆者:土屋光道】