1仏が慈悲によって、衆生をおさめとり(摂取)、恵みを与える(利益)こと。浄土教においては、念仏の行者をおさめとり(摂取)、守り念ずる(護念)阿弥陀仏の大慈悲光明の利益を表す「摂取光益せっしゅこうやく」の略語とされる。2利益になること。Ⓢanugrāhikāなどの訳語。
【執筆者:曽田俊弘】