—貞享三年(一六八六)八月二五日。行蓮社証誉、字あざなは門益。増上寺の中谷で宗学を研鑽し、のち敦賀西福寺(福井県敦賀市)二六世となる。近江・越前・若狭の三地方で布教活動を行い、多くの寺院がその恩恵を受けた。また、諸堂の復興の功績が大きく、そこで不断念仏会を催すことにも尽力した。
【資料】『鎮流祖伝』八(浄全一七)
【執筆者:大屋正順】