じょうどせいごしゅう/浄土聖語集
聖典編集委員会(代表塚本善隆)編。元祖法然上人七五〇年遠忌局より発行。①『新編浄土聖語集』と②『新訳浄土聖語集』の二冊の総称であり、①は昭和三五年(一九六〇)三月に刊行され、浄土宗典のなかから宗義を理解する上で重要な文章を抜粋して編集したもの。②は同三六年三月に刊行され、①で原文あるいは書き下し文のかたちで掲載された文章を現代語訳したもので、原文と対照できるように共通の番号を付している。二冊は法然上人七五〇年遠忌の記念出版の一つであり、テーマごとに配列された一三章にくわえ、「法然上人の生涯と信仰」を別の章に設けた構成となっている。
【執筆者:島恭裕】