しょうどう/聖道
享保一七年(一七三二)—享和元年(一八〇一)九月一九日(墓碑には九月一六日、『華頂誌要』にも一六日)。信蓮社仰誉空阿如幻。知恩院六一世。近江国で生まれる。同国八幡正福寺で剃度、増上寺学寮主、結城弘経寺三七世、清浄華院五五世、伝通院四四世を経て、寛政一〇年(一七九八)一〇月二日台命により知恩院六一世、翌年五月二三日に大僧正に任ぜられる。同一二年九月、知恩院に二祖聖光と二世源智の影像の建立を発願、同年一二月一日御影堂の元祖厨子内の左右に安置した。
【資料】『華頂誌要』(浄全一九)、井川定慶『知恩院史』(知恩院、一九三七)
【執筆者:伊藤弘道】