一巻。『檀林飯沼弘経寺志』ともいう。摂門撰。文政四年(一八二一)刊。十八檀林の一つである飯沼弘経寺(茨城県常総市豊岡町)の寺史を記録したもの。弘経寺の開営沿革、綸旨りんじ公書、再営伽藍、霊宝、廟墳所在、歴代法流、門下源流、末寺の八項目に分けて詳述し、末尾に報国寺以下の末寺、孫末寺の寺史を略述している。
【所収】浄全一九
【参照項目】➡弘経寺二、十八檀林志
【執筆者:宇高良哲】