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紀氏隆真

提供: 新纂浄土宗大辞典

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きしりゅうしん/紀氏隆真

明治三二年(一八九九)—昭和四三年(一九六八)。一蓮社託誉生阿、あざな無礙光。兵庫県城崎出身。佛教専門学校卒業後、浄土宗内地留学生を拝命し望月信亨に師事、日本仏教を専攻する。大正一五年(一九二六)大正大学史学科入学。卒業後、渡辺海旭の推薦で『大正新脩大蔵経』刊行に参画、尽力することとなった。大蔵出版に奉職した紀氏は、昭和九年(一九三四)満州奉天で『清朝実録』を改編、影印刊行に従事した。帰国して後は『大正新脩大蔵経』索引編集に従事。同一三年京都府丹後久美浜町(現・京丹後市久美浜町)の本願寺晋山し、以後は地域振興に尽力。


【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)


【執筆者:上田千年】